お気に入り度アップ♬「リッツカールトン東京」

Ritz1Ritz2に忙しい妻の仕事が一段落。のんびり温泉にでも行こうか?と妻に希望を尋ねると、遠くまで出かけて時間を掛けるなら、都内のホテルに宿泊して、交通費分だけゼータクにアップグレードしよう!という作戦になった。選んだホテルはリッツカールトン東京。前回の宿泊は2008年の夏。東京タワーを望むクラブフロアの客室だった。今回は、ゼータクにもエグゼクティブクラブスイートをチョイス。とは言え、クラブルームを通常料金で予約すると、スイートにアップグレードできるプラン。チェックイン当日、友人たちと一緒にランチを楽しんだ後、客室でのんびりと部屋飲み。外で買い込み、持ち込んだビールで乾杯。独立したリビングルームは5人で過ごしても余裕の広さだ。

Ritz3Ritz4回の滞在は、リニューアルしたばかりのクラブラウンジのサービスが楽しみだった。45階のフロントを素通りし、最上階53階のラウンジでチェックイン。以前滞在した際とは大きく様変わりした、シックでゴージャスな内装。ダイニングルーム、ライブラリーなど、4つのエリアに区切られ、以前のようなフロアの広さは感じなくなったけれど、どのコーナーも落ち着きのあるデザインだ。1日に5回あるフードプレゼンテーションを堪能するために、宿泊客は無料で利用できるプールへ。46階からの景色を楽しみながらジャグージに浸かり、昼から飲みすぎた酔いを醒ます。シャワーを浴びてスッキリした後は、クラブラウンジでシャンパン飲み放題(笑)が待っている。

Ritz5Ritz6ラブフロアの宿泊は、ラウンジのサービスレベルによってお得感が増す。夕刻のイブニングオードブルの料理は、少食のお気楽夫婦には充分な内容。何種類かの冷製オードブル、たっぷりのサラダ、デザート、そして何よりもシャンパンを含めたフリードリンクが嬉しい。料理の補充もスムースで、ゲストにストレスを感じさせない、適量の料理を何度も追加する方法。夜景を眺めながらゆったりと過ごすことができる。いい感じ。朝食も同様に充実。コールドフードのコーナーでサラダやフルーツなどを選び、ホットコーナーで卵料理などをオーダー。決して料理の種類は豊富な訳ではないけれど、ペストリーなどのパンのレベルも高く、フレッシュジュースもきちんと美味しい。

Ritz7Ritz8食の後は、いつもより摂り過ぎたカロリーを消費するためにジムで走る。facebook仲間に「前から思ってたけれど、ジムの後に朝食じゃないのか?」と突っ込まれたけれど、2人はストイック系のアスリートではなく、お気楽系のエンジョイスポーツ派。あくまでも、朝食後に部屋で寛いだ後にジムというのがいつものスタイル。丁寧にストレッチをして、都心の風景を見下ろしながらクロストレーナーで1時間ほど汗を流し、再びじっくりとストレッチを行い、シャワーを浴びる。ふぅ〜っ、さっぱり、気分爽快。12時までのチェックアウトもクラブラウンジで。そしてそのままラウンジで、オードブルとビール、そしてサンドウィッチとサラダの軽いランチ。幸福な時間だ。

だか大阪のリッツもそうだったけど、2度目のリッツはいい感じだね」すっかりリラックスモードで、ご満悦の妻が微笑む。大阪のリッツカールトンも、今回の東京も、いずれも2度目の滞在で個人的な評価が大幅に向上した。クラブラウンジのサービスに満足し、ストレスなく滞在できたことが好感度アップの理由。国内では一番のお気に入りホテル、パークハイアット東京にはクラブラウンジという概念がなく、フリーフード&ドリンクのサービスが受けられない。ラウンジのサービスを重視すれば、リッツのお気に入りランキングはTOPかもしれない。「また来たいホテルだね」妻の上から目線発言がそれを裏付ける。

優雅に満腹♡ホリデーランチ♬「中国飯店 富麗華」

Fureika1Fureika2麗華?行きたい!行きたぁ〜い!予約はいつも取ってるんだけど、行ったことないんだぁ」スカッシュ仲間の役員秘書を誘うと、すぐにそんな返事が返ってきた。担当する役員が接待の場として良く指定するから、どんなに美味しい店なのかと興味津々だったのだという。ところがさすがの人気店、予約が取れる日とスケジュールが合わず断念。去年の上海蟹の頃のことだった。そして再びチャレンジ。スカッシュレッスンがお休みの週末、ホリデーランチに友人たちをお誘いした。席に着くなり、上品なテーブルセッティングに「きゃぁ〜っ!お皿もステキ♡」と役員秘書のテンションが上がる。おしぼりもふわふわ。肌触りの良さに、オヤジは思わず顔を拭きたくなる。拭いたけど。

Fureika3Fureika4んだメニューは「飲茶コース」。3種類の中から選べるポットのお茶、前菜3種からスタート。焼物、くらげ、キュウリのXO醬掛けはビールにぴったり。日中から飲むビールが美味しいことは言うまでもない。続いて、香港点心の五種盛り。「あ、失礼いたしました。こちらでした」全員が同じメニューのはずなのに、点心が乗った盆を差し替えるスタッフ。良く見ると、左利きの役員秘書の盆だけが、食べやすいように左右逆に(背の低い器が利き手側)盛り付けられている。ほぉ〜♬やるなぁ富麗華!点心もタロイモ揚げ(香港では良く食べているのに日本ではなかなかお目に掛からない)をはじめ、どれも繊細で丁寧な味付けで、もしかしたら香港よりレベル高いかも!という出来。

Fureika5Fureika6籠包熱々で美味しいよぉ〜」小さな蒸籠に大きめの小籠包。嬉しいことに上品な香りの紅酢に生姜付き。これは間違いのない組合せ。有無を言わせない旨さだ。さらには鶏肉と夏野菜炒め、食事の最後は桜エビとグリーンピースのチャーハン。このチャーハンが実に絶品。口に含むとと最初に桜エビの香りが立ち、パラパラのご飯を味わう快感はもちろんのこと、グリーンピースとチャーシューの異なる歯応え、桜エビの舌触りが、それらが一気に総攻撃をかけてくる。くぅ〜っ、さすがだ、富麗華。あまりご飯モノを食べないお気楽妻も「やられたぜっ!」という顔をして、やはり参った!という顔をしてるだろう私と目を交わす。常温でいただいていた紹興酒を思わずお代わり。

Fureika7Fureika8ザートは4種からチョイス。メンバー5人だから全種類をオーダーして味わえる。どれも美味しいらしいが、私はもうすでに満腹状態。ほんの少し味見をする程度。そこで、会計の後に腹ごなしのために(役員秘書のためにも)階上にある個室を見せてもらうことにする。入口のスタッフにお願いすると快く案内していただく。「あぁ、ここだ!いつも庭が見える部屋って指定して予約するんだ」小さな屋上庭園に面して個室がいくつかあり、他のタイプの個室も含め丁寧に説明してくれるスタッフ。柔らかくカジュアルな接客は心地良く、高級店にありがちな慇懃さはない。「写真お撮りしましょうか」スタッフに勧められ店先で記念撮影。「縦位置でもう一枚行きます!」…撮り慣れてる。

ゃあ、この後良かったら部屋を見てって♬」「わぁ〜いっ!じゃあちょっとだけお邪魔します♡」その日のイベント第2弾は、お気楽妻の春の繁忙期を無事に乗り切った慰労会。都心のラグジュアリーなホテルに宿泊し、のんびりしようという作戦だ。友人たちとの優雅なランチ会に続く、ホテルでの2次会の様子は次週。

姉妹店訪問♬「ビストロ178(独断で命名!)」

Ina1Ina2都心にほど近い、複数の大学が近接する住宅街に、新しいビストロが開店した。店の名前は「ビストロ178」(勝手に命名)という、名前から分かる通り「ビストロ808」の姉妹店だ。店主はワイン好きのご夫妻。加えて、ビストロ808来店最多記録を現在も更新中のお2人でもある。建物が完成したのは昨年秋だったが、開店準備に時間がかかったらしく、ようやく待望の初訪問となった。同じ敷地内に親姉弟の3世帯が住まう、羨ましい環境の中、ビストロ178は公道に面した立地。隣家の弟邸の前にはビストロ専用のハーブガーデン。店のエントランスホールにはワインの木箱が大量に積まれ、2階にある店の気配を感じさせる。ワイン好きではなくても、ワクワクさせる演出だ。

Ina3Ina4先にやってます」「いらっしゃ〜い♬」先日ビストロ808を訪ねていただいたご夫婦が先着。ご機嫌にグラスを傾けていた。「いい店だねぇ〜」お気楽妻が感嘆の声をあげる。吹き抜けの高い天井、テラスに続く大きな窓、階下との境には大きなガラス扉、アイランド型の大きなオープンキッチン、明るくぴかぴかに清潔な店内は清々しい。そして書棚にはワイン関連本、飾られているのはヴィンテージ(?)のエチケットコレクション。どこまでワイン好きな店主なんだ。さっそくお店の開店を祝って、冷え冷えの白ワインで乾杯。さっそく供されたのは見目麗しいタパス。「へへ、これ見ながら作ったんだ」とシェフの奥様が美しい写真満載のネタ元の料理本を差し出す。かわいい。

Ina5Ina6祭スパークリングって呑んだことありますか」ワイン好きの店主には珍しいメニュー。自家製のピクルスと一緒に美味しくいただく。続いて、トリュフ塩を味わうグリーンアスパラ。絶妙な茹で加減。んまい!褒めると店主が満足そうに頷く。カラフルな野菜サラダには、開店祝いにお気楽夫婦が持参した山形産のスパークリングワイン。さらには満面笑顔のシェフが、アクアパッツアになる宿命の大きなホウボウを持ってやって来る。「オオゼキで680円だったのぉ〜♬」食材調達の店と価格まで開示する良心的な店なのだ。自慢の新鮮なハーブを散らしたアクアパッツアは、絶品。ホクホクとほぐれる身をアサリの出汁が利いたスープに浸していただく。実に旨い。ワインがススム。

Ina7Ina8IGAさん、泡盛も飲むって言うから持ってきたわよ。飲み残したら持って帰ってね」沖縄旅行から帰ってきたばかりというご夫妻(妻)が勧めてくれたのは、「花酒 与那国」。なんと60度の泡盛。ん〜っ、んまい、けれど危険な香り。とろーりと甘い液体をぐびり。ん、うんまい。…気が付けば、半ば夢の中。眠りに落ちたり目覚めたり、夢と現実の狭間を漂い、うっかり船を漕ぎ、慌てて目覚める。「さあっ、帰るよ!」妻に起こされ帰り支度。愉しく美味しい時間だった。明るい時間から飲み始め、すっかり閉店の時間まで居座った。細部まで店主のこだわりを感じる店の設え。マンションの一室であるビストロ808とは違い、ゆったりとした時間と空間が流れる居心地の良い店だ。

日はご来店いただきありがとうございます。ホストなのにまた酔っ払い(そうか、彼女もウトウトと寝ていたのだった)、失礼いたしました。これからも酒のつまみの作り方、勉強しますので、またいらしてくださいね♡」翌日、シェフから嬉しいメッセージが届いた。もちろん、お伺いさせていただきます。温かく、楽しく、美味しさと笑いに溢れた「ビストロ178」も不定期で営業中。

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SINCE 1.May 2005