友人夫妻が2年ほど滞在していた街、オクスフォード。ロンドンに行くならぜひ足を伸ばして訪ねてみたらどうかとアドバイスをもらった。ロンドンからコーチ(長距離バス)に乗りイギリスの田園風景を楽しみながら2時間弱、中世の街を思わせるような佇まい、オクスフォードの街は実に美しい街だった。カレッジの敷地には芝生のグランドや広大な庭が広がり、建物の配置もゆったりとして、空が広く感じられる。中心街の通りには大きなハンギング・フラワーが彩りを添える。カレッジにいた頃、友人も通ったという「The Bear」というパブが今でも当時と(たぶん)同じ顔をして営業していた。…もしかしたら、この街は時間の流れ方が少し緩やかなのかもしれない。
後世に残すべき人類の遺産が世界遺産なら、オクスフォードの街はお気楽夫婦の記憶に残すべき「記憶遺産」と呼べる街になった。
【快楽主義宣言より】
■「英仏の距離は ユーロスター」 2005年9月10日
■「記憶遺産 オクスフォードの風景」 2005年9月4日
■「ナツヤスミ終了!大人の新学期」 2005年8月31日
■「美味しいものは・・・食在英国」 2005年8月30日