職住(超)接近!「コミュニティの中へ」

P1010885昨年の秋、入社(転職)してすぐに担当したのは、自分が20年以上住んでいる街の商店街へのシステム導入案件。ここは、全国的にも注目されている元気な商店街。理事長は世田谷区、東京都、全国の商店街組合のトップ、中小企業4団体のトップでもある有名な方。何度も社内での検討を重ね、何度も提案・調整を行い受注が決定した。受注規模の大きさもさることながら、全国の商店街への影響が大きい、意義のある仕事。新サービスのコンセプトは、新聞やテレビで何度も報道された。商店街の買物だけでなく、地域のボランティア活動などでポイントが付く、「コミュニティポイント」の導入。

その新サービスがようやく先日スタートした。それまで、何度も何度も事務所へ足を運び、いろいろな課題やトラブルを解決し、社内・社外を調整し、ようやく。街を元気にしたいという一所懸命な人たちと一緒に仕事ができた喜び。その人たちに応え、サポートしてきた社内のチーム。良い仕事だった。良いプロジェクトだった。サービス開始記念イベントが終わり、昼食抜きで仕事をし続けたスタッフを招いて、BAR808で乾杯。ほんとうに一緒に良い仕事ができた仲間に感謝。“心地良い疲れと、嬉しさ、ほっとした気持のカクテル”を飲んで、酔った。それ自体はいつものことだけど、旨い酒だった。

人はいろんなものに属している。いろんな場所に存在する。家族だったり、企業だったり、マンションの管理組合だったり、友人のグループだったり。そして私は、この仕事を通じて、“地域(コミュニティ)”に属し始めている。妻と共に暮らし、仲間と集い、そして仕事をする場としての地域に。街を歩いていて、以前は行きつけの“飲み屋”のご主人としか挨拶をしなかった生活。それが、今では街のあちこちで、商店主の人たちと挨拶を交わす(ちょっと不便な)生活になりつつある。酔っ払って、いつ誰と会うか分からない。

商店街の事務所へは、徒歩1分。“超”が付く職住接近。商店街の新年会にもご招待いただいた。その席上で、新加盟の店主の紹介をしたときに幹部の方が言ったことばが印象に残る。「一緒に活動するだけでなく、一緒にこの街を愛してください。好きになってください」・・・街のインフラとしての商店街から住民が離れ、空洞化が叫ばれ、法の改正が行われた。しかし、最初の一歩はこれ。自分の住む街を愛すること、大事にしようと思うこと。私も仕事を通じて、この街がますます好きになっている。「ポイント貯めるから、買物する店を変えなきゃね」妻も、妻なりに協力してくれる。感謝。

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