酔払い度「ワイン≧焼酎?」
2006年 12 月03日(日)
こいつの評価は分かれる。ワイン好きの友人たちは、「ケッ!」って感じで飲もうともしない。アロマだとか、ボディだとか、云々かんぬん言って。でも私は、年に一度、“季節のお約束”として飲みたい派。味はともかく、きりっと冷やし、ガブ飲みというスタイルが好き。室温で飲むとか、開栓して空気に馴染むまで何時間待つとか、銘柄によって違う飲み方を求められても困惑するだけ。赤ワインに関する興味も知識も薄い。白ワインも、ぶどうの種類で好みを選ぶ程度。
毎年騒がれる「ヌーヴォー解禁」の翌日、そのワイン好き(正確には酒好き)の友人たちと飲み会を開催した。飲みの趣旨はもちろん、ヴォジョレーを飲むこと、ではない。お気楽夫婦の行きつけのバー「Aサインバー」の店長が年内で辞めるという話を聞き、挨拶を兼ねて訪問というのが目的。20時開店のバーの前に、姉妹店の「ちゃんぷる~」へ。何も沖縄料理をはしごしなくてもと言われる方も多かろうが、そこは沖縄料理好き、泡盛好きの友人“酔払い1号(♀)”も賛同してくれて決行。乾杯の後は、酔払い1号のいつものおまじない、<ウコン>の錠剤をオリオンビールで流し込む。いつもは帰りの遅いメンバー“酔払い3号(♂)”は、外出の予定を調整し早々に待ち合わせ場所にやってきた。楽しく“飲む”ことに、真剣な酔払いたち。だから好きだよ、こいつらとの飲みは。
<なーべらーちゃんぷる>、<島らっきょう>など、沖縄料理好きのメンバーにとってはいつもの料理を楽しむ。ところが、その日のメンバーには、ほぼ沖縄料理初体験の“酔払い2号(♀)”がいた。その上、彼女が飲むのは、ビールにワイン。焼酎や泡盛は苦手。さらに、親知らずを抜いたとかで、しばらくお酒を飲んでいなかったため、久しぶりに飲むと言うビールを「美味しぃねっ!楽しいぃ~!」と、ぐいぐい飲み、「これ、美味し~っ♪」と<かりかりポーク>を頬張る。彼女は沖縄に行ったことも、アジアのリゾートを訪れたこともない。伊豆あたりに行くような気軽さでハワイに飛び、箱根あたりに行くような頻度でパリを訪れる。
Aサインバーへ向かう頃には、酔払い2号すっかり完成(できあがり)。なのに、焼酎&泡盛バーでワインをオーダー。アメリカ系航空会社の機内サービスで出てきそうなミニボトル。「止めておけばぁ?」なぜか“安ワイン”で酔っ払う彼女の体質を知る友人たちが止めに入る。しかし、「だいじょぉぶ!」と、お構いナシで、3本飲み干す。ありゃりゃ、良いのか?・・・予想通り、その後のカラオケで、ソファに横たわり、トイレに通う2号。そんな彼女を横目に絶好調の私と酔払い1号。「六甲おろし」一曲だけ歌って寝てしまった酔払い3号を黙殺し、歌い、飲みまくる。挙句は、「ぢゃあ、IGA家に泊まってくぅ~♪」という1号と一緒に、自宅の冷凍庫のズブロッカで乾杯!彼女が飲むかもしれないと冷やしてあったヴォジョレーはそのままに封印。今日は酔払い1号と徹底的に強い酒だぜっ!そして、お風呂上りに今度は焼酎のロックで乾杯!その時、既に3時!「楽しい酒だねぇ」「旨いなぁ♪」・・・それにしても、飲まずに楽しそうな、お気楽妻って、いったい?