帰国決定!「浦島太郎、NYCから帰る?」

Photo る週末。朝から晴れていたのに、書斎の窓から差し込む日射しがにわかに弱々しくなり、不審に思い窓を開けると、不吉な湿気を帯びた風が吹き込んだ。すると遠くに湧いた黒い雲がみるみる近づいて来る。浦島太郎が玉手箱を開けて沸き立った煙のように、雲の根元からは次々と黒い悪意の塊が供給され続ける。ちょうど妻とご近所の友人(妻)が連れ立ってボクササイズに出かけたばかり。風邪気味の私は予定を変更して整体治療を受けることにしたため、友人に無理を言って妻と一緒にレッスンしてもらうことにした。2人は大丈夫かなぁと思う間もなく、叩き付けるような雨が降って来る。あちゃ〜。しばらくするとずぶ濡れの2人が帰って来た。「だめぇ。傘なんて役に立たない」「着替えて借りて良い?出直すことにするよ」運が悪かったのではなく、一緒だったから我が家に一時避難できたことはラッキーだったと思うぐらいしか慰めようがない。こんな不穏な天気が続く東京。地球的規模で何かが起こっている。

Photo_2 の日は、ご近所の友人夫妻と一緒に、これまたご近所の四川料理の名店「萬来軒」で食事することになっていた。「全く今日はついてなかったね」「あそこまで酷い雨は、あの時間だけだったよね」そんな日は美味しいものを食べるに限る。さっそく手羽先の薫製揚げをオーダー。おぉ、旨い。かりかりしたクリスピーな皮とスモーキーな香りが食欲をそそる。ビールもそそる。「やっぱりこの店は美味しいよねぇ♪」「幸せだぁ♫」ようやくNYCの友人夫妻の帰国が決定したという話題になる。「長かったよねぇ」NYC支社の駐在期間記録を作ったらしい。美味しいものはNYCにもたくさんあるが、萬来軒はない。職人技の料理の切れ味を柔らかく温かく包む、幸せになる一皿は貴重だ。彼らが帰って来たら、この店で仲間を集めて帰国祝いのパーティだ!

Photo_3にやってきたのは川海老の塩炒め。おじちゃんの塩使いはいつもながら絶妙。優しい味付けと巧みな香辛料の組み合せで、素材の味が引き立つ。文句なく旨い。NYCの友人夫妻も私のブログ読者。何気ない表現が彼らの「里心」を刺激して、早く帰りたぁ〜いっ!と何度も思わせたらしい。作戦通り。この店で友人たちとわいわい食べる食事ほど美味しいものはない。「早くNYCの友人夫妻も一緒に食べられると良いね」遠く離れているのに、離れているからこそ、共有したい時間、空間、そして何よりもこのおじちゃんの作る一皿の味。彼らが帰ってくる日が待ち遠しい。

Photo_5日は鶏そばを絶対食べたいんですよ♫」何年付き合っても相変わらず丁寧な言葉遣いが残るご近所の友人(夫)が主張する。彼がオーダーする時には炭水化物モノが多くなる。さっきも海鮮おこげを食べたのに・・・。「えぇ〜っ!私もうお腹いっぱいだよぉ」友人(妻)が遠慮なくこぼす。こんな相変わらずのやり取りが楽しい。早くこの場にNYCの友人夫妻がいて欲しい。ところで、NYCの友人夫妻は5年も彼の地に滞在したこともあり、日本のIT状況に疎いらしい。「日本の携帯はインターネットが使えるのは当たり前なんですってね。ところで携帯電話って、月々どれぐらい使うの?どこと契約すれば良いの?ワンセグって録画もできるの?噂ではいろいろ聞くんだけど・・・」ふぅむ、面白い。日本の技術はガラパゴス。独自の進化を遂げて世界基準になっていない。だからこそ面白いとも言える。世界的なスタンダードにならなくたって良いじゃん!とは言え、NYCから帰って来る彼らが見た日本、不思議な国に違いない。楽しみ、楽しみ!

2つのコメントがあります。

  1. ネット専用商社 特選館


    カーナビの画面で手軽にワンセグを楽しめる!

    車載もできるワンセグチューナー

  2. ダイエット大辞典


    ボクサーダイエットと断食のダイエット体験記

    ダイエットの体験記を乗せたブログやダイエットサイトでボクササイズと断食を取り入れたダイエット方法について調べました

コメントする








002184383

SINCE 1.May 2005