Archive for 9 月 23rd, 2008

街のランチ事情「神保町・青山・自由が丘」

060330と約束していることがある。年齢的には既に堂々たる“オヤヂ”なのだけれど、“格好悪いオヤヂ”にならないこと。身だしなみはもちろん、自分のスタイル、自分のスタンスをきちんと持つこと。年齢を重ねることは嫌なことでも、避けたいことでもない。むしろ、人生に、生活に余裕を持って接することができるということを肯定したい。自分の身の丈を知り、できることとできないことを知り、でも諦めないことが自分の中で矛盾しない人生を目指したい。とは言え、体力は衰えはじめ、無理が利かなくなってくるのは事実。しかし、好奇心やお洒落心を衰えさせてはいけない。新しいもの、新しい味、新しい道に興味を持ち続けたい。ランチについても同様。たかがランチと言うなかれ。新しい店を発見する。いつもと違うメニューを頼んでみる。新しい発想が生まれる、かもしれない。

Photo_2前勤めた通信系企業では、「ランチに何を食べるか」について積極的な空気はなかった。経済的に堅実で、社内の食堂で済ます人がほとんど。であればと、“ランチ隊”と称して、中途同期入社の女性社員を誘って神保町の街で食べ歩いた。独りでも出かけて行った。カレーの激戦区でもある神保町は、別皿の茹でたじゃがいも付きで有名な「ボンディ」など、洋風、本格インド系、お母さん系など、いろいろ楽しめた。そして、「ラドリオ」「ミロンガ」などの老舗喫茶店で食べるランチもお気に入りだった。蕎麦と言えば「たかせ」「そば切り源四郎」、うどんだったら「野らぼー」、ごはんが美味しい「嘉門」は名店だった。京料理の「孤兎」、親子丼の「蘭奢待」「焼き鳥屋」なども好きだった。学生の街でもあり、古書店街やスポーツショップなどが軒を連ねる神保町。独特の文化を持つ、ランチのバリエーションの豊富さの点でも去るには惜しい街だった。

Photo_4たな勤務先のある渋谷、青山も期待が持てる。青山通りから1歩入った路地に、美味しそうな面構えの店が多い。渋谷駅から表参道方面に向かう通勤ルートを毎日変え、ランチ向きの店、夜に訪れたい店を物色している。ただし、まだ店に入るチャンスが少ない。週の半分はクライアントのオフィスがある自由が丘にいることが多く、なかなか青山ランチを実践できない。また少数精鋭のスタッフは皆忙しく、ランチはご近所のお弁当を買い、デスクで食べることが多い。う〜む、じゃあ独りで極力時間を作って、青山・自由が丘ランチだ!ということで、ふたつの街でランチ探検を始めた。これが実に楽しい。人の嗜好や財布を気にすることなく、お店を選ぶことができる。ちょっと足を伸ばして気になる店まで出かける。何よりも、妻と一緒の夕食のために、店の下見を兼ねて。

Photo_5由が丘のランチは、なかなかの充実ぶり。ヴェトナム料理の「クァン アン タム」、お馴染み「モンスーンカフェ」、自由が丘マダム御用達の豪華な中華料理「状元樓」、とんかつ「とんき」、三鮮麺が美味しいB級中華の「梅華」、自由が丘デパートの「自由が丘餃子センター」などバラエティたっぷり。そして何よりもカフェの存在がありがたい。「ルピシア」「パームスカフェ」、友人の知人が経営する「SODAカフェ」、老舗人気店「茶の子」などなど、打合せの合間に、ほっと一息付いて、メモをまとめたり、資料を読んだり。「なぁんか、良い生活だねぇ」お気楽妻が書きかけの記事を覗き込む。街を知るのも仕事。街を知り、街を歩き、新しい店、新しい味にも(ついでに)出会う。近々スタートする新ホームページでは、そんな街や店を紹介するメニューも検討中。お楽しみに♪

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