30min.でHongKong!「香港麺 新記」三宿
2010年 2 月11日(木)
妻がiPhoneを手に入れ、早や3ヶ月が経った。私のiMacとの相性も良く、画像の取込みもカンタン。iPhoneを“健作ちゃん”と呼び、持ち歩く。「あれ、あそこで、あのときのさぁ、何だっけ?」と悩むとすかさず検索。自分で思い出そうとせずにネットで検索すると、脳の機能が低下し、記憶中枢に残っているデータを呼び起こせなくなるらしい。若年性アルツハイマーに向かってまっしぐらのお気楽夫婦。とは言え、便利。パソコンを持ち歩いているようなもの。それに加え無償のアプリが豊富。今話題の「セカイカメラ」や、「今日の中吊り」などはすっかり妻のお気に入り。かつて、カーナビならぬマンナビができないか、と各社がパームウェアをベースに検討した時期があったけれど、スマートフォンこそがマンナビ。
ある週末、スカッシュのレッスンの後、渋谷で惣菜でも買って帰ろうかと電車で帰宅する2人。妻の手元にはいつものようにiPhone。妻が覗き込むiPhoneの画面に表示された地図の上に、次々にピンが降って来る。移動する度に画面が動き、新たなピンが降って来る。何だぁ?聞けば「30min.(サンゼロミニッツ)」という妻のお気に入りアプリ。現在地から30分以内で行けるスポットの情報が自動的に表記されるらしい。「おっ!そうだぁ♪」何やらタクラミ事がありそうな妻の声。「お腹空いて来ない?」そりゃあ、たっぷりと空いていますが。「香港麺食べに行かない?」ん?香港麺と言えば、三宿の新記。「そうなんだよねぇ♫」なるほど、30min.の情報に新記が表記され、刺激されたらしい。実に分かりやすい消費者2人は三宿を目指す。
久しぶりに訪れた香港麺 新記は、都内で香港麺が食べられる貴重な店。牛丼屋の横の階段を上った2階という店のロケーション、チープな店構え、中国人スタッフの大雑把な接客と、香港の香りが溢れる。輪ゴムを伸ばして打ったような独特の縮れ麺は妻の大好物。メニューを眺めると以前よりも料理の種類が増えている。麺も香港麺と日本麺を選べるらしい。さっそく生ビール、牛バラ肉の煮込み、豆苗(豆苗とは思えなかったけれど)炒め、小籠包などをオーダー。香港の摩天楼をかすめ啓徳空港に着陸しようとする飛行機の壁紙、飛び交う広東語。「むふふ、良いねぇ♫」すっかり香港気分に浸る妻は満面の笑み。料理はと言えば、B級の味と価格。
そして待望のエビ雲呑麺。この店に来たらこれは外せない。妻はさっそく小丼に取り分け、油を丁寧に除き、ラー油の辛みと香りだけをたっぷり麺に乗せる。「ふぅ。美味しいぃ〜っ♫」独特の歯応え、豚骨出汁なのにあっさりとしたスープ。ぷりぷりのエビがたっぷり詰まった巨大な雲呑。まさしく2人が大好きな香港の味だ。30分で訪れることのできる香港。三宿という場所柄、わざわざ行かなければ立ち寄ることもない。久しぶりに思い立って訪問するきっかけを「30min.」が提供してくれた。「プロモーションのアプリに乗せられて、思うつぼ、ということでもあるけどね」それでも嬉しい、電車で行けるお気楽なご近所の香港訪問。「また来なくちゃね!」終止ご機嫌な香港好き、香港麺好きの妻だった。
初枝
昨日急に香港麺が食べたくなり、お散歩の道すがら新記へ立ち寄りました。
昔良く通った懐かしい香港の味がしました。
すっかり忘れていた広東語も味覚と共に少しづつ甦ってきました。
IGA
初枝さん、こんばんは。
香港麺、無性に食べたくなることがありますよね。
先日も家でまたもや海老卵麺を食べました。
チープでなかなか旨かったです。
ところで広東語できるんですね。羨ましいです。
香港や横浜の中華街では重宝ですね。