3×2+1「アフタヌーンティ・パーティ」
2011年 2 月19日(土)
「春からパリに行くことになりました」前職の後輩からそんな連絡が入った。転職し現在は大手SPAに勤める彼は、同じ会社に勤める奥さまと2歳になったばかりの娘と3人暮らし。家族と一緒?「そうなんです。家族帯同です。自宅も車も売って、しばらくは帰って来れない覚悟で行かなきゃと」それじゃあ壮行会をやらなきゃね。外で飲むのも良いけど、良かったら奥さまと子供も一緒にウチにおいで。「はい、妻に聞いたらぜひご自宅にお邪魔したいと…」そんなやり取りがあり、家族3人がお気楽夫婦宅に来訪することになった。う〜む。どんな企画にするか。子供連れの彼は車で来たいとのことで、お酒は飲めない。休日の昼であれば、アフタヌーンティ・パーティはどうだろう?「良いんじゃない。スコーン食べたい!」酒が飲めない妻も大賛成。もう1組のゲストとして、WEBデザイナーのワカモノ夫婦をお誘いすると「伺いたいです。楽しみにしてます!」と早々にレス。
アフタヌーンティと言っても、お茶では済まない飲んべの私。シャンパン付きのアフタヌーンティというコンセプトでパーティメニューの検討開始。東急フードショーでお手頃なスパークリングワインとカヴァを買込む。新宿三越に「conanoco scone」というスコーン専門店を発見。何種類かのスコーンにクロテッドクリームと2種類のジャムをスタンバイ。新宿丸井本館1階にOPENした「Le Petit Mec」でバゲットをゲット。ローストビーフとスモークドサーモンのオープンサンドに。パン オ フリュイにはブルーチーズと桜のはちみつを合せよう。枝付きの干しブドウを添えて。サンドウィッチはキューカンバーとタラコのスプレッド。するとサラダは…お気楽夫婦はそんな企画と準備が大好物。年に何度も料理を作る訳ではない分、パーティメニューを考えるのも作るのも楽しいイベントだ。
「お邪魔しまぁす♬」ワカモノ夫婦が先に到着。シャンパンに合うおつまみ1品だけ持参のこと!という指令にDEAN & DELUCAのパテ ド カンパーニュ、サラミ、赤ワインなどを持って来てくれた。うわぁ美味しそう!ありがとう。今日食べ切れなかったらウチが2人で食べるよ。(実際、後日食すことになった)そして、パリに旅立つ後輩夫婦と一人娘が遅れて登場。見事なイチゴの籠盛りと数種類のデリなどを持参。これまた豪華。「うわぁ〜、凄いですね。これ全部作ったんですか?」セッティングされたテーブルを見て後輩夫婦が唸る。うん、ほぼ乗せたり盛り付けてるだけだけどね。と、答えるのは私。何しろ調理と盛付けは私の担当。料理の基礎知識と材料の吟味は妻の役割。ちなみに、アフタヌーンティ用のスタンドを購入しようとした妻を止めたのは、私の大切な役割。
初対面同士の2組のご夫婦を紹介し、乾杯。とは言え少人数のパーティ、すぐに打ち解け会話も弾む。パリの話題になり、子供の話題になり、それぞれの夫婦の話題になる。後輩の奥さまとはお会いするのは2度目。はっきりとしたモノ言いと強気の表現が心地良い。何度かお会いしているワカモノ妻。穏やで浮つかないきちんとした対応が気持良い。お気楽妻もいつになく口数が多い。実に楽しそう。そんな3人の奥さまは、それぞれタイプが違うとは言え芯はしっかり気も強い。「この娘は父親が大好きなんです。だから彼を2人で奪い合ってるライバルみたいな関係かな」産んですぐに子離れした感じの後輩の奥さま。それに対して、まるで自分が産んだような後輩は嬉しそうに頷く。良くバランスの取れた家族だ。
ふとした会話から後輩とはほぼ1周り、ワカモノたちとは2周りも年齢が違うことを思い出す。あらら、そうだったね。普段は気にせずお付き合いさせていだだいているけれど、そんな年齢の離れた友人である2組のご夫婦。「ぜひパリに遊びに来てください」という後輩のお誘いに「絶対に行くっ!」と即答するお気楽妻。次は、夫婦3組+1(+α?)で、パリでご一緒できたら良いね♡