日本のTOPを誇る「第40回 全日本スカッシュ選手権大会」

ALL JAPAN SQUASH2011港で世界TOPのスカッシュを堪能した翌週、お気楽夫婦は日本TOPのプレーヤーたちの試合を観戦した。横浜にある「スカッシュスタジアムSQ-CUBE」で開催された、第40回全日本スカッシュ選手権大会。この日を目指して各選手は各地の公式大会に参戦し、上位入賞によりポイントを獲得するなどし、上位男女各80人程度が出場資格を得る。プロ選手として海外の大会にも参加する選手、コーチとしてクラブメンバーのスカッシュを指導しながら大会に出場する選手、仕事帰りや週末にコートに通うクラブメンバーなど、選手層はさまざま。そして、観客のほとんどはプレーヤー。会場に集まった選手と観客に共通するのはスカッシュを愛していること。日本のTOPを決める国内最高峰の大会ながら、手作り感溢れる大会運営のスタッフたちのほとんどはボランティア。そんな大会だ。

Squash CUBE子のTOPは3連覇中の福井 裕太、23歳。女子のTOPは2連覇中の小林 海咲、21歳。共に初優勝の2008年、2009年に史上最年少でのチャンピオンとなった。今年それぞれ4連覇、3連覇を目指す若きTOPたち。彼らを含めた日本代表はアジア競技大会などの国際大会に参加しているものの、まだまだ世界の壁は高く厚い。昨年のアジア大会では、男子団体・女子団体共に予選敗退。日本のレベルはまだまだ低い。それでも明るいニュースはある。女子チャンピオンの小林 海咲が香港OPEN2011の予選を勝ち上がり、本戦に出場したことが日本のスカッシュ愛好家の中で大きな話題になった。彼女はスカッシュ強豪国マレーシアに長期留学。世界のスカッシュを視野に今年も海外のツアーを転戦した。

Ticketの小林が第1シードの選手権女子は第4シードまでが準決勝まで勝ち進む順当な結果。そして決勝は昨年と同じ顔合わせ、小林vs全日本通算4回優勝の松井 千夏。2001年に当時の最年少記録で初優勝した千夏も34歳。ベテランと呼ばれる年齢となった。それでも千夏は学生時代からのコーチだった山ちゃんの元にも通い続け、懸命にコンディションを整え頑張ってきた。試合は松井が各ゲームの序盤はリードし善戦したものの、現在の力の差がはっきり出た。小林 海咲が3-0の圧勝で3連覇を飾った。小林は1Gも落とすことなく見事な優勝。実に強かった。お気楽夫婦が香港で観た、世界トップレベルで戦える力を持てるだろうと期待させる内容。

手権男子は第2シードの清水 孝典が準々決勝で、第3シードの岡田 賢が2回戦で破れる波乱。決勝は、前年チャンピオン福井を破った22歳の机 伸之介と、予選勝ち上がりでかつての日本代表だった伊藤 明を破った17歳の小林 僚生の対決となった。机は今年スカッシュの本場イギリスで武者修行。短期間ではあったが、世界レベルを肌で感じたとのこと。一方、女子チャンピオン小林 海咲の弟、小林 僚生もマレーシアでの留学経験がある。世界を知る2人の試合は、小林が集中力に欠けた時間もあり、終始冷静なプレーを展開した机の圧勝だった。

っぱり日本のトップも凄いねぇ」妻の感想に頷く。世界水準にはまだ及ばないものの、魅せるポイントはたっぷりあった。そして、全日本で勝てたことは嬉しいけれど、さらに上の世界を目指したいという優勝した2人のコメントは何より嬉しく誇らしい。勝っても驕らず、日本のTOPは通過点だという2人の目指す高み。実に頼もしい。そして、実に見応えのある試合が続いた素晴らしい大会となった。けれど、残念ながら2人の優勝を取り上げた全国紙はひとつもなかった。(*朝日新聞が結果を掲載したとのこと。失礼しました)それが日本でのスカッシュの立ち位置。日本のスカッシュの現状。まだ若い2人のチャンピオン。世界TOPとの距離を縮め、国際大会でも活躍してくれることを期待したい。

港OPENのグラスコートで(今年の場合は準決勝以降)日本選手を応援できる日が来るかもね」と妻。近い将来、そんな日が来ることが楽しみだ!

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