Archive for 8 月 4th, 2012

夏は中華料理だ!「蜀彩・萬来軒・広東料理Foo」

FritesNikomiい。身体が溶け出してしまうくらい、暑い。きっと日本は熱帯になったのだ。そう言い聞かせなければ身体が納得しない程、暑い。けれど、ただ暑いと言い続けても涼しくはならない。食欲もなくなってしまう。蕎麦だ、素麺だ、心太だ、とあっさりした料理ばかり食べてもいられない。暑い夏を乗り切るには…。「中華だね」お気楽妻が宣う。「それも四川料理だね」なるほど。唐辛子や山椒の香りで食欲を刺激し、辛さまみれになり、いっそ開き直ってたっぷり汗をかき、新陳代謝のアップを図るという作戦だ。

ShiromiZakanaToumyoる週末、スカッシュ仲間を誘い、経堂駅近くにある四川料理の名店「蜀彩」に向う。この春に初めて訪問した後、中毒性を持つ辛さと美味しさに惹かれ通い始めた店。「わぁ〜っ!すごい辛そうだけど、美味しそう!」スカッシュ仲間の女性たちが歓声を上げる。妻がオーダーした料理はどれも挑戦的な赤系の料理。赤色の正体はラー油や唐辛子。辣(ラー)と花椒の麻味(マーウェイ)という痺れる辛さ、食材の鮮(シェン:旨さ)が一気に舌と口と胃袋を襲って来る。旨い。汗が流れ出る。「美味しいねぇ♫」私を除く女性たちは汗さえかかずに平らげる。私はと言えば、こうして思い出すだけで汗が出る。女性の方が辛さへの耐性があるのか。

ShisenSuiGyouzaTanTanMenの翌日、ご近所の四川料理「萬来軒」に向う。ご一緒するのはご近所に住むパティシエのマコちゃん。「明日はお店休みだから、たっぷりギョーザ食べちゃいますよ」彼女は仕事の性格上、営業日に匂いや刺激の強いものは食べられない。五葷を避ける食生活。プロなのだ。「あぁ〜、この四川水餃子良いですね。とっても美味しい♫」とマコちゃん。自家製ラー油と芝麻醤の香りが食欲をそそり、その日は特別に持ち込ませてもらったシャンパンを啜る。「担々麺も美味しいよ」と妻が満足げに勧める。「うん、いけるいける、美味しい♫」お気楽夫婦が20年来通い続けるご近所の名店。彼女にも気に入ってもらえたようだ。楽しくシャンパンを干す。

GatsuDonabeらに翌週、肘が順調に快復していることを祝って2人で「広東料理Foo」に向う。「あぁ、IGAさん、肘の具合はいかがですか」ねもきちくんに心配されてしまう。ブログやFacebookに書き込んだから、私の肘痛はすっかり周囲に知られるところになった。肘の快復促進のためにと、ガツの湯引き、春雨と吉川茄子の土鍋煮込などをいただく。どれもきちんと本格的に旨い。ガツの歯応えがたまらん。煮込みを味わうと、すっと魂だけがビジネスクラスで優雅に香港に飛んで行く。んまいね((C)ねもきち)これ!とシェフの慎ちゃんに声を掛けると「ありがとうございますっ!」と照れたように微笑む。

っぱり夏は中華だねぇ♫」と妻。ん?考えてみたら、ウチは夏じゃなくても中華料理が多いよね。それにハナっから夏バテなんかしてないし。「それはね、いっつも美味しい中華料理食べてるからだよ!毎日中華食べてる中国人も、ロンドンでメダルたくさん獲ってるじゃない!」妻の言い分は、正しい…のであろう。

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