わが家は別嬪さん♡「808」
2014年 12 月07日(日)
リノベーションが完了して1ヶ月余り、ようやく新たな住まいがお気楽夫婦にフィットしてきた。出来立てのわが家はまだまだ余所行きの顔をしていて、モデルルームに仮住まいしている気分が拭い切れなかった。その後、残工事を(ほぼ)終え、収納方法を工夫し、自分たちなりの生活空間の動線を決めていきながら、日を追う毎にじわじわと馴染んで来た。そんなある日、プロのカメラマンに撮影してもらったわが家の画像が送られて来た。半日がかりの撮影、そして加工行程を経て仕上がったわが家の完成記念画像。う〜む、さすがプロの技。別嬪さんに撮られたわが家の麗しの姿にほれぼれ♡。
そこで、改めてわが家を別嬪画像でご案内。リビングダイニングルームは明るく広々として快適な空間に仕上がった。20年前に購入したお気に入りのダイニングテーブルは、何度か自分で塗り直していたものを、今回はプロに依頼。周囲の家具の色調に合わせて塗り直されたテーブルは新たに誂えた趣き。以前のテーブルを知る友人たちでさえ、「え!これって前からあったテーブルなんだ!」と驚く仕上がり。さすがプロの技。シンメトリーに配された造り付けのTVボードは、今回のリノベーションの象徴。TVの周囲は隠し、左右の文庫用本棚は魅せる収納。お気に入りのコーナーだ。
ワイングラスなどを飾るカップボードはガラス扉。奥行は梁のサイズに合わせ250mmと浅くして、すっきりと見せて、かつ効率よく収納できる。エアコンとレンジフードのダクトを収め、かつキッチンの収納吊り棚と一体化させ、ダイニングルームを包み込む効果を生み出す天井周りの建具は秀逸。アーチ部分の仕上がりは芸術的ですらある。対面式にしたキッチンも生活感が出ない工夫があちこちにある。使わない時には収納棚に格納されるレンジフードはその典型。天井高2500mmまで上げた玄関にはアクリル板を嵌め込んだ内扉を設置。外の冷気を遮り、廊下を生活空間に変えるマジック。
書斎とベッドルームは一体化し、以前より広く明るく感じる空間に変わった。ヘッドボード代わりの腰高壁を目隠しとしつつ、リモコンやメガネなどを置くために壁の厚みを活かしたニッチを設置。ホテルのベッドサイドにあるような読書灯付き。小さな工夫の組合せで眠りにつくまでの時間が実に快適になった。住まいの中心にあるのが洗面所とバスルーム。扉を開け放つと3方向からの採光で明るく開放的。鏡の下には女優ライト付き。ガラス扉のバスルームは、洗面所との仕切り壁もガラス。マンションには珍しいバスルームの窓を最大限に活用。すっかり入浴時間が長くなった。
「ウチにいるのが楽しいって良いよね」妻の短いコメントに、してやったりとほくそ笑む。年初、とある不動産会社のモデルルーム見学をきっかけに、本格的にリノベーションの計画を立て、あっという間に実行した1年だった。当初の予算を大幅に超えてしまったけれど、わが家のリノベーションは大成功。満足の完成度。計画から建築中(仮住まい生活を含め)そして完成まで、たっぷりと楽しめた。そして今、完成したわが家「808」を日々堪能している。改めて友人の建築家、ヒロベくんに感謝。
*ご興味がある方は、彼の事務所のサイトをお訪ね下さい。雑誌『モダンリビング』最新号の表紙も飾ったとのこと。ステキな建築写真が満載です♡
☆「廣部剛司建築研究所」 http://www.hirobe.net