Archive for 7 月 10th, 2016

海辺のHIDEAWAY♬「SCAPES THE SUITE 葉山」

Scapes1Scapes2山の「SCAPES THE SUITE(スケープス ザ・スイート)」は、お気楽夫婦にとって一度は泊まりたい憧れのホテルだった。数年前、一度は予約したのに仕事でキャンセル。その後は何度か予約を試みるも、なかなか空室がなく、その度に宿泊を断念した。その海辺のホテルは客室数わずか4室。全てスイート(ジュニアスイート)の客室は海に面しており、週末は予約が取りにくい人気の宿なのだ。妻の腱鞘炎療養のため、仕事を休んでのんびりしようと計画。今度こそ!との思いが通じたか、金曜日の夜に何とか予約ができた。直前にホテルから確認の電話があり、電車で向かうと告げると、到着時間に合わせて最寄の逗子駅まで提携しているタクシーで迎えに来てくれると言う。

Scapes3Scapes4子駅から海岸線を走りホテルに到着。メインストリートから海沿いに路地を入った隠れ家ホテルの風情。ホテルの横から浜に出られるという期待以上のロケーション。さっそくライブラリーに案内され、冷たいおしぼりとウェルカムドリンクをいただく。デザインコンセプトがしっかりしている内装は視覚的にも心地良い空間だ。チェックイン前なのにクロスバイクやウェアまで貸してくれると言う。ランチから戻り案内された部屋は、相模湾に面した大きな窓がある明るい部屋。バスルームからもガラスの壁越しに広いデッキと海を望むことができる。オーディオマニア垂涎のBang&Olugsen製のプレイヤー、シモンズのベッド、実に居心地の良さそうな部屋だ。

Scapes5Scapes6ェルカムシャンパンをご用意しております」案内してくれたスタッフがさり気なく説明してくれる。その上、冷蔵庫に入っているビールやソフトドリンクも無料だと言う。素晴らしい!そして恥ずかしい!というのも、実はご近所で葉山コロッケを買ったついでに、ビールとスパークリングワインを買ってこっそり持ち込んでいたのだ。買って来たビールは封印し、さっそく冷蔵庫に入っていた冷え冷えの葉山ビールをぐびり。コロッケをがぶり。うう〜っ、旨い!そして予約してあった(宿泊者は滞在中に1度無料!)屋上の貸切ジャグージにシャンパンを持ち込む。室内と屋外にあるジャクージに交互に浸かりながらシャンパンをぐびり。海風が心地良い。極楽!極楽♪

Scapes7Scapes8ャクージで汗を流しさっぱりした後は、ホテル内のレストランで食事。このホテルのレストランは宿泊客よりも外部からの客の方が多い。…って、4部屋しかないのだから営業的には当然だけれど。その日も週末ということもあり、オープンキッチンの中では大勢のスタッフが立ち働き、店内は大勢の客で賑わう。活気がある店は居心地が良い。翌朝、早朝に目覚めたジジイは1人で海岸を散歩。朝霧が立ち込めた海岸で、愛犬を連れた地元民の交流や、釣り客の釣果を眺める。朝食はルームサービスで。何せ全4部屋。レストランをOPENするまでもない。メインのエッグベネディクトをはじめ、料理の味はもちろん盛付けや器にも細やかな気配りを感じるメニューに満足。

Scapes9Scapes10食後、ウッドデッキのテラスで、のんびりと海を眺めながら寛ぐ。早朝は釣り船が、その後にはディンギーやウィンドサーフィンのセールが相模湾に現れる。レースをやっているのか、何艘ものディンギーが一斉にタッキングをして方向を変えたり、チン(横転して沈没)したりと、ずっ〜と眺めて飽きない風景。たまたま海開きだったその日、森戸神社の神主や関係者が登場し、儀式を執り行い、花火が上がる。ライフセーバーの屈強な男たちが集まり朝礼を行う。その日に結婚式を挙げる新郎新婦がスケープスのスタッフを伴い、浜辺で記念写真を撮っている。子供連れ、カップルが風に飛ばされないようにテントを押さえる。ビキニ姿のオネーちゃんたちがポーズを取り自撮りをする。

いホテルだよね」13時と遅いチェックアウト時間。ランチにとホテルの近所にある人気ベーカリーで買って来たパンを頬張りながら、お気楽妻が満足そうに微笑む。都内からわずか1時間余り。気軽に旅情を味わえ、近いからこそ時間的にものんびりと寛げる。スタッフのカジュアルながら丁寧なサービスも、対応の柔軟さも心地よい。「また来なきゃね。きっとリピーターになっちゃうね」妻がそう断言する。さて、次回はいつ予約しようか。

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