シニアはステキ♬「映画三昧の日々」

Cinema1生時代(1970年代後半)、まだ都内には名画座が数多く存在した。新宿には「名画座ミラノ」「テアトル新宿」、池袋の「文芸坐」「テアトルダイヤ」、渋谷の「東急名画座」「渋谷全線座」、飯田橋の「佳作座」、銀座の「並木座」など、どこでも2本で300円前後で“名作”映画を観ることができた。『ぴあ』を買うとすぐにマーカーで上映作品をチェック。ぴあを提示してさらに安く観る。それが当時の貧乏学生の日常だった。

Cinema2会人になり、経済的余裕ができた頃には時間がなかった。人気作品を観るのに並ぶのは嫌で、指定席は高い。映画館からしばらく遠ざかった。しかし、P社というエンタメ系情報誌を発行する会社に転職してから、状況は一変した。映画はもちろん、演劇、コンサートなど、ライブエンターテインメントに出向くことも仕事の一環、というよりはエンタメ好きの仲間たちに影響を受け、エンタメ生活を楽しむことが日常になった。

Cinema3P社を離れてもエンタメを楽しむ生活は変わらず、芝居好きの妻と一緒に年に20本前後の舞台を観続けて来た。けれども、映画は話題作のみ数本程度しか観ることがなかった。理由は明白。予定を決めて芝居は観られるが、日時指定ができない映画は見逃すことが多かったのだ。そこにシネコンが登場し、改善されたものの、チケットが高い。それが解消されたのは夫婦50割引が使えるようになってから。鑑賞本数は増加した。

Cinema42015年、二子玉川に「109シネマズ」が開業してからは、さらに鑑賞本数が増えた。勤務地から近く、座席が広くて快適な上に、109シネマズの会員になると、予約の時点で席が空いてさえいればプレミアムシートに同料金で座れるのだ。そして夫婦50割引でポイントを貯め、貯まったポイントで1人で(妻は観ない作品を)観に行く、という快適な映画生活がしばらく続いた。しかし、不満が全くなかった訳ではなかった。

Cinema5婦50割引で、2人で観ても2,200円なのに、ポイントを使わずに正規料金で観ると1人で1,800円。あと400円出せば2人で観られる。もったいない!と、1人で観るのをためらい、結局観逃す作品も少なくなかった。あぁ、劇場で1人で並んで観ようとしている女性に、私と一緒に観たら(夫婦の証明は提示の必要がない)2人でお得に観られますよ!と、何度声をかけようと逡巡したことか。*注:一度も声を掛けたことはありません。

Cinema62018年、それらの全てが解決することになった。晴れて還暦、60歳を迎えた私は、1人でも、いつでも、「シニア割引」料金1,100円で好きな映画を観ることができるようになったのだ!ブラァボ!素晴らしい。観たい映画をチェックする(これはP社時代の大先輩、S口さんの書込みを参考にすることもある)、妻に鑑賞の意向を聞く、行かないとなったら自分のスケジュールを調整して、予約する、という手順。Perfect!

Cinema7と一緒に観るもよし、独りで楽しむもよし、どちらでも1,100円。これで観たいと思った映画を見逃すことが少なくなった。スーパーフレックスの勤務体系だから、混雑前の早めの時間に観ることもできる。最寄駅までは急行で1駅5分余りだから、思い立ったらすぐに観に行ける。さらに帰宅後なら、昨秋OPENした「イオンシネマ シアスタ調布(準特急で1駅5分弱)」でも鑑賞可能。急に映画鑑賞環境が超快適になった。

Cinema8年に入ってから、鑑賞本数は8作品(内1本『グレイテスト・ショーマン』は2度も観た!)を数えた。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』や『ジュラシック・ワールド/炎の王国』『オーシャンズ8』など、これからも予告編を観る限り(メジャーな作品が多いけど)観たいという作品が増えそうだ。「その3本は全部観たいかな」と妻。彼女の春の繁忙期も終わりが近い。さぁ、エンタメ&旅行三昧の日々に向けてGO!

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