暮らすように過ごす日々「グランドハイアット東京」

GHTokyo1ラブラウンジでチェックインを済ませ、部屋に入るとそこで待っていたのは赤く輝くイチゴだった。カードには手書きのウェルカムメッセージ。こちらこそ1週間、お世話になりますと独りごちた。コロナ禍前から都内近郊のホテルステイは年に何度か行なっていた。とは言えせいぜいが3、4日。1週間の滞在は初めてだ。まずは荷物を解き、仕舞うべき場所に仕舞い、巣作りをする。短期間ではあるが、“我が家”仕様になった。

GHTokyo2屋はゼータクにもホテルメンバーズのアワードでアップグレードしてもらった「グランドエグゼクティブスイート」だ。広さは100㎡。自宅マンションより広く、眺めは良く、デスクは豪華だ。ここで1週間、お気楽妻と2人、仕事をして、日によっては会社に通い、暮らすように過ごすのだ。海外はおろか、飛行機での移動さえままならない日々。その代わりに都内のホテルに滞在し、いわゆるワーケーションと決め込んだ。

GHTokyo3本木ヒルズにある「グランドハイアット東京」が今回の滞在先。6度目か7度目の滞在だ。このホテルのウリは数年前に改装したクラブラウンジ。広く開放的なスペースにスタッフの人数も十分で、(以前と違って)客への目配りもきちんとしている。お気取り系の男性スタッフから女性スタッフ中心に変えたのが功を奏した模様。少食の2人はカクテルタイムの料理と、シャンパンも含めたフリーフローで満足の夕餉になる。

GHTokyo4食はラウンジに代わり(客が少ないから)「フレンチキッチン」というレストランで。メイン料理はオーダーでき、他の料理はビュフェスタイル。種類が割と豊富で、和食、洋食はもちろん、日替りの小丼など、美味しく楽しいラインナップだ。ある朝はインルームダイニングで和定食をオーダー。少量多品種でバランスが取れた絶品の正しい日本の朝ごはん。自宅の朝食はパンだから、これがホテル滞在の楽しみのひとつなのだ。

GHTokyo6事の前か、1日の仕事を終えて一息ついたらホテル内のジムに向かう。歩いて2分。こんな日常も嬉しい。ましてやポロシャツ1枚で行けるのがありがたい。グローバリストというメンバーカテゴリの特典で、利用料もウェアやシューズのレンタルも無料。コロナ禍で利用人数の制限があり、予約が必要なのは逆に良い感じ。混まないスペースでトレーニングができる。ホテル自慢のプールとジャグジーもゆったりと楽しめる。

GHTokyo5朝ガッツリと食べる代わりに、ランチは軽めにパン食。ホテル内のペストリーショップをはじめ、「ジョエル・ロブション」「ブリコラージュ・ブレッド」など、周辺には趣の異なる美味しいパン屋が多くあり、毎回日替わりでパン屋とパンを選ぶ楽しみもある。加えて、朝食後やランチにラウンジで無料のドリンクサービスをフル活用。滞在中、おそらく10杯以上のホットチョコレートをいただいた。これが実に美味しいのだ♬

GHTokyo7ウンジの料理だけではさすがに飽きるので、ホテル内のレストランに出向く日もある。ある夜は、和食のお気に入りの店「旬房」へ。「筍の木の芽焼き」や山菜を加えていただいた「天ぷら盛合せ」などで春を味わう。店自慢の釜焚きご飯を使った「近江牛赤身ステーキ小丼」で満腹なのに、デザートにダメ押しの小さな「鯛焼き」と「桜のアイスクリーム」まで、細やかな気配りでメニューをアレンジしていただき満足の夕餉。

GHTokyo8たある夜は、中国料理の「チャイナルーム」へ。この店でも少食な2人に、前菜は3種の小盛り、2種の野菜を2種類の味付けの野菜炒め、五目春巻は1本づつ、国産牛サーロインのしゃぶしゃぶの湯引きも1枚づつなど中国料理では考えられない少量多品種の料理が供された。極め付けは「タラバと上海蟹のチャーハン」と「鶏煮込みそば」のどちらかで悩んでいたら、どちらも少量づつという荒技(!)に感涙の旨さ。参りました。

GHTokyo9も、やっぱり飛行機に乗って旅したいねぇ」と、窓から外を眺めてお気楽妻が呟く。夕焼け空に羽田に向かう飛行機のシルエットが映えるだけに、その風景が物寂しい。「来年ぐらいには行けるかな」と妻が続ける。彼女も来年で社会人卒業。何とかその時期には世界を巡る卒業旅行がしたい。暮らすように過ごすホテル生活も楽しいけれど、非日常を味わう旅に焦がれる日々だ。行くぜ!卒業旅行!コロナ退散!

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