さて、ちょっとニューヨークへ♬「パークハイアット東京」

Park01Park02ークハイアット東京の「ニューヨークバー」は、お気楽夫婦が地球上で最も好きな場所のひとつだ。2人に何か良いことがあったり、何かのお祝いをしたい時に、またはこの場所にご一緒したい友人を招いて、このバーを訪れる。3泊4日の今回のゼータク合宿で訪れたのは2度。

Park05Park06NYに行くには客室用とは別のエレベータで最上階の52階へ。最初のワクワクはそのエレベータを降りた瞬間。フワッと夜景の中に歩き出せるような錯覚に陥る。滞在中2度目の訪問は若いカップルと一緒に。すると期待通りに「わぁ〜っ!すごい。素敵!」との反応。ふふっ。

Park07Park08分たちの大好きな場所に友人たちをお連れして、彼らに喜んでもらえることほど嬉しいことはない。ましてやその日は年下の可愛い2人。姪っ子、甥っ子を連れてオトナな時間を味わうような愉しみがある。「素敵な店ですね」と言われると自分たちのモノでああるように嬉しい。

Park03Park04は彼らとはお昼に「ピークラウンジ」で待ち合わせ、アフタヌーンティをご一緒していた。ハリー・ウィンストンとコラボした宝石のようなスイーツ三昧。そしてNYバーの後は客室で深夜まで、パークハイアットを堪能してもらった。楽しそうな友人たちの顔を見るのは嬉しい。

Park10IMG_1307気楽夫婦のゼータクホテル滞在には、ほぼ毎回友人たちをお招きする。せっかくの広い部屋を2人で過ごすよりも、友人たちと一緒に楽しんだ方がお得という発想。とは言え、このご時世だから1日1組2人限定のご招待。若いカップルの前日はスカッシュ 仲間と部屋飲み。愉しいっ♬

Park11Park12食のお約束は、お気楽妻の大好物エッグ・ベネディクト。そして私は和定食。ドコモタワー、東京タワー、スカイツリーのトリプルタワーを眺めながら、インルームダイニングでいただく朝食は、和洋折衷で選べるから嬉しい。「3日あると他のメニューも選べて良いね」と妻。

Park13うなのだ。これまで最長2泊の滞在では、どうしても食べたいいつものメニューだけを選びがち。選択の幅が狭い。3日目の朝に妻が選んだのは、フレンチトースト。これが素晴らしい美味しさ。ふわふわしっとりで香り高い絶品。「やっぱりパークハイアットは良いなぁ」と妻が繰り返す。サービスの細やかさ、スタイリッシュなのにフレンドリーなホテル全体の佇まい。そして美味しい食事と飽きる事ない爽快な眺め。

「ここに住みたいなぁ…」と呟く妻。さすがにそれは無理だけど、やはりその気持は分かる。ではせめて、ちょっとニューヨークへ、というノリでこの地球上で最も好きな場所を訪れることができる生活を目指そう。「ん」と、妻が短く答えたのは、どうやら最大級の合意のようだ。

I’m Home ♬「パークハイアット東京」マイクロツーリズムvol.5

PHyatt00PHyatt01面玄関前でタクシーを降り、チェックインですかと尋ねられ、そうだと答えて荷物を預け、左手のペストリーブティックを横目にエレベーターホールに向か…おうとした所で、体温を計られ、手指のアルコール消毒を促される。ふぅ〜む。いつもと違うヴァカンスの始まりだ。

PHyatt02PHyatt03ラスの天井から夏の陽射しが降り注ぐピークラウンジから、ジランドール、ライブラリーと変わらないいつもの場所を通る頃には、気持ちと身体がこの空間に馴染んで来る。レセプションで「IGA様、お帰りなさいませ」と挨拶されて、あぁここに帰ってきたんだなぁと頷く。

PHyatt05PHyatt13内された客室は、いつものパークスイートキング。同行してくれたスタッフに雑談めいた案内を受ける。プールは予約制だが、ジムのマスクは必須ではないという。宴会担当のN氏はいらっしゃるかと尋ねると、早速確認していただき、NYバーに行く前にお会いする約束ができた♬

PHyatt06PHyatt07の日の予定も決まり、ではと早々にジムに向かうお気楽夫婦。何しろ今回は3泊4日で毎日ジム通いが必須の「ゼータク合宿」と2人が呼ぶ滞在だ。「クラブオンザパーク」というその天空のジムは、ホテル内のスポーツクラブとしては最高峰(標高ではなく)の爽快なロケーションだ。

PHyatt09PHyatt0845階のフロントからスパゾーンに向かうと、窓に面して明るく広々としたロッカールームに驚かされる。何てゼータクな造りか!と毎回思う。全てのロッカーに鏡が付き、さらに広く感じるエリアの床は心地良い絨毯敷き。バスローブやタオルは何ヶ所かに豊富に設置してある。

PHyatt10PHyatt11パにはジャクージやサウナがゼータクに配され、汗を流した後はバスローブを羽織って都庁を見下ろすリラグゼーションルームで身体を冷まし、汗が引いたところでライブラリーで雑誌を読む。トレーニングの後、のんびりと至福の時間を過ごす。これこそザ・ゼータクだ。

PHyatt12っぱりこのクラブに通いたい!」お気楽妻がかなり本気の口調で宣言する。何度計算しても、到底入会できる金額ではないが、気持はよく分かる。7mもの天井高があるジムのガラス窓から都心を眺め汗を流す。最新のマシン、フレンドリーなスタッフ、快適で清潔な設備。大好きなこのパークハイアット東京の宿泊がこの時期になったのは、ジムが休館だったから。2人にとっては、このジムあってこそのホテルでもあるのだ。

*2020年の夏は「都内(近郊)のお気に入りホテルでゼータクに過ごし、微力ながらホテル業界を応援する」ことが、お気楽夫婦のテーマだ。

がんばれ!エンタメ!「国立新美術館&森アーツセンターギャラリー」

Arts1ない。ライブエンターテインメントが危機だ。春先に4週連続予約していた芝居が全て公演中止。映画館に行く機会が激減し、代わりに自宅でDVD三昧の日々。オンラインで「リリパットアーミーII」の朗読劇を観たり、サザンの無観客ライブをTV画面越しに観たりはしたものの、ライブ会場に行けない。年に30〜40本の公演を観るお気楽夫婦が消費する金額だけでもそこそこの水準。それが今年はほぼ「0円」なのだ。

Arts2が勤務し、私がかつて在籍した「ぴあ」は今や堂々たる上場企業で、この春にアリーナまで建設した。そのぴあの事業の根幹はライブエンターテインメント。すなわち、ぴあの危機でもある。演劇やコンサートは不要不急のもの。けれども、多くの人たちの生活を豊かにし、元気に生きていくためのエネルギーでもある。さらには、TVやパソコンの画面越しに観るだけではなく、そのライブ会場にいて初めて味わえる感動がある。

Arts3ーティストや劇団の人気に応じて会場は大きくなり、主催者は満席を目指してチケットを販売する。チケット販売状況のマーケティングにより、追加公演やロングラン公演を行う。そんな興行のあり方は、根本的に変わらざるを得ない。客同士の間隔を十分取るというのは興行においては大きすぎる課題だ。しかし、エンタメ業界だけではなく、ビジネスモデルの大転換を実現しない限り、新たな地平を開くことはできない。

Arts4気楽夫婦が六本木を旅したもうひとつの目的は、美術館巡り。「国立新美術館」「森美術館」「サントリー美術館」など、六本木は今や上野に引けを取らない美術のメッカ。ミッドタウンでランチの後「国立新美術館」で開催中の『古典×現代2020 時空を超える日本のアート』という企画展へ。浮世絵などの古典を本歌に、現代の作家が描くアートをペアで展示する視点が面白い。感染予防対策の為、日時指定で入場者を限定。

Arts5いて「森アーツセンターギャラリー」で開催している『おいしい浮世絵展』へ。どちらの美術展も予定通り東京オリンピックが開催されていたら、インバウンドの観光客に大人気であったであろう企画。単なる浮世絵の展示に止まらず、浮世絵で描かれた寿司、蕎麦、天ぷら、鰻、など、現代の和食に繋がる江戸の食文化が詳細に解説される。東海道五十三次の宿場毎の名物料理なども紹介され、エンタメ感溢れる楽しい展示だ。

Arts6ちらの企画展も感染拡大防止策が厳密に取られていた。入場の日時指定はもちろん、美術館への直通エレベーターは人数を制限し、エレベーター内の立ち位置までが指定されている。入場口では体温を計測され、マスク着用と手のアルコール消毒も必須。ここまで徹底されると鑑賞する客側も自然とお互いに距離を取り、人気の美術展にありがちな密状態も発生しない。皮肉なことにコロナ対策でとても快適に鑑賞できる環境だ。

Arts7イブエンターテインメントのジャンルによっては新たな試みによって損益分岐点が上がってしまい、興行として成立しない可能性もある。この2つの美術展もきっと同様。感染防止策を行なってコストアップ→来場者の限定→収益の悪化という単純な構造だ。快適に鑑賞できた観客に対し入場料の値上を求めることも個人的には応じたいが限界があるだろう。残念ながら私には解決策がないが、自分たちにできる範囲で応援したい。

Arts8年から予約していたLA便の代わりに、それならと航空券を予約した沖縄便をキャンセルし、六本木に旅したお気楽夫婦。滞在最後の日に長かった梅雨が明けた。「止まない雨はない」とコロナ禍の中で多くの人々は口にする。終わらないと思うほどだった2020年の梅雨も明けた。だからと言ってこの状況が終息するとは限らない。けれど、その日の東京上空に現れた青空は、きっと終わると思える爽やかさだった。祈疫病退散!

002254903

SINCE 1.May 2005