美味再訪(水貝と天然鮎編)「たん熊北店」

0607161あまりの美味に再訪を誓った店があった。翌週、予約の電話をすると、あいにく満席とのこと。残念。しばらく気になりながら、数週間。ある週末に予約の電話を入れる。窓際の二人用席か、カウンタの右端をお願いすると、「窓際は既にご予約が入ってますので、カウンタ手前でお取りします」・・・そう。前回お伺いした時に案内された席。“満足の記憶”が蘇る。<たん熊北店(きたみせ)二子玉川店>店長の本城さんは、我々を覚えてくれているだろうか。

スカッシュのレッスンの後、乾いた喉とぺこぺこのお腹を抱えて、開店早々の店に入る。今回はネット検索で“ドリンククーポン”持参。「かしこまりました。ありがとうございます」さっそく本城さんが丁寧に対応してくれる。前も同じ席でいろいろ教えていただいたことを伝えると、「もしかして、この店のこと、書いてくれはりましたか」え?えっ?瞬間、意味が分からず。聞けば、ネットで検索して私のブログの記事を読んでくれた様子。「ありがとうございます。今回も良かったら書かせてもらいます」「お手柔らかに」・・・びっくり。<たん熊>で検索して私の記事が出ることも、店長がネットで検索していることも、素人(私)が書き散らした記事を覚えていてくれたことも。そして、そんな“プロ”の姿勢に。

060716_1今回は、“夏の味”を食べたくて、この店にやって来た。お薦めのメニューには、京都の夏と言えば、という食材が揃っている。「鮎でしたら、京都保津川産の天然鮎が入っとります」・・・鮎好きの二人は即決!「この季節でしたら、鱧のお料理もいろいろとございます」<鱧と湯葉のしゃぶしゃぶ>をお願いする。うぅ~ん、楽しみ。まずは、鮑の<水貝>。夏の逸品。器を氷で冷やし、その氷を捨てた後に新たに素材を盛り付ける。涼やかで、目にも美しく、美味しい。こりこりとした鮑をちょっと酸味の利いたタレで味わう。旨し。「後ほど肝は別にお出しします」お~っ、なるほど。それも楽しみ。

そして、待望の“鮎”が蓋付きの大皿で登場。蓋を取ると、二匹のたおやかな鮎。美しい。ふぁ~っと、茶葉の香りが拡がる。「焼きの最後に、お茶の葉で燻すんです」八寸に盛り付け直す。「保津川は水が冷たいんで、身がしまってます」笑顔の本城さんが説明してくれる。小ぶりで細身の鮎を、頭からがぶり。うま~~~いっ!この香り、味、何?凄い!妻と目を見交わす。「これは、かなり美味しいねぇ」おぉ、珍しく積極的な反応、なかなかよろしい。それにしても旨い。鮎と茶葉の香りと、身と骨と皮と腹の苦味の絶妙なハーモニー。素晴らしい。これが“鮎”なんだ。まいった。(“鱧と鮑の肝”の後編に続く)

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