じんべぇ旨かぁ♪「長崎美味三昧」

Photo_2それは不思議な一皿だった。口に入れるとほろほろと溶けるように柔らかいのに煮崩れていない。甘いのにくどくない餡。バランスが絶妙な味付け。「うわっ!美味しいっ♪」一口食べてお気楽夫婦は目を見合わせた。瞬時に幸せになる味。とにかく旨い。実に旨い。

Photo_3…1週間引っ張りました。これです。豚角煮まんじゅう。東披肉(トンポウロウ)を中華まんに挟んで食す長崎名物。豚肉好きで、それも脂が大好きな私はこの一品に出会えたことを感謝。芸術的なまでに繊細な豚の脂の味。脂が嫌いな妻も「確かに美味しい」と納得。

Photo_4そして、長崎といえば皿うどんとちゃんぽん。数ある店の中で二人が選んだのはちゃんぽん宮殿「四海楼」。初代がちゃんぽんを考案したとして、建物の2階に「ちゃんぽんミュージアム」まである。巨大な建物の正面には大階段。その入口の「満席15分待ち」の看板をものともせずエレベータに乗り込む。一般用のフロアは5階。長崎湾を見下ろす眺めの良いレストラン。ヴィクトリア湾を眺められる香港の飲茶レストラン「大會堂酒樓」の趣。やはりここは小香港。

Photo待つことしばし、タイミング良く窓際の席に案内されたお気楽夫婦。各席に運ばれる料理はあまりにも巨大。慄いた二人は生ビールと皿うどん、小盛のちゃんぽんをオーダー。そして登場した皿うどん。どう見ても大盛。小皿に取り分け挑戦開始。うん、ぱりぱりの細麺と海鮮と野菜たっぷりの餡が絡み合って実に旨い。長崎市民に倣ってソースを掛けて食す。これまた美味しい。ビールとも良く合う。ちゃんぽんも旨々。あっという間に完食。幸せな長崎の昼下がり。

Photo_2それにしても、なかなかやるね、長崎。「もう1日いたら卓袱料理でも食べられたのになぁ♪」お腹がいっぱいだぁと唸りながら妻が呟く。うん、確かにちょっと残念。福建料理が中心の長崎の中華。未知の味にも挑戦したかった。帰路にタクシーの運転手さんに聞くと「ちゃんぽんだったら○○○が、じんべぇ(とても)旨かですよ」…うぅむ、まだまだ美味しい店はありそう。待っとれ長崎!また来るけんね!インチキ長崎弁で誓う二人だった。

コメントする








002146988

SINCE 1.May 2005