東京を眺めるプール「ザ・リッツ・カールトン東京」②
2008年 8 月03日(日)
お気楽夫婦のホテルでの生活は、海外でも国内でもほぼ変らない。シティ・ホテルでも、リゾート・ホテルでも。朝起きて、スポーツ・クラブへ直行。軽く汗を流し、シャワーを浴びて、ゆったりと朝食。その後はプールサイドでのんびり読書。(南の島の場合は)陽射しに汗をかいたらジャグジーに浸かり、気が向いたら軽く泳ぐ。シティ・ホテルのプールの場合は、ひたすら水中ウォーキング。そしてお腹が空いたら冷たいビール(シャンパンなら尚可)と昼食。午後はまたプールサイドで読書の後に、エステでリフレッシュ。そして夕刻にホテルの中のレストランで食事。そんな生活。だからこそ、ザ・リッツ・カールトン東京で過ごす短いヴァカンス(とは言えないだろうけど)でも、2人はこのホテルが誇る豪華施設「ザ・リッツ・カールトン スパ&フィットネス by ESPA」に期待していた。
今年の夏は南の島のリゾートに行けそうもない2人だからこそ、楽しみにしていたスパ。とは言え、このホテルのスパ・トリートンメントは、お高い。高い場所が大好きな2人とは言え、お値段が高いのは決して好みではない。そこで向かうのはジム、そしてプール&ジャグジー。宿泊客は無料で利用できる。但し、ジムをタダで利用するには部屋で着替え、部屋に戻ってシャワー。プールの場合は、水着に着替えた上にバスローブを着てエレベータに乗る。この方式、海外のホテルには良くあるけれど、他の宿泊客とエレベータで一緒になった時など、ちょっとテレる。ちょうど2人がプールに向かおうとした時、タイミング悪く、日本人カップルが乗り合わせる。このスタイルでプールに行くのは間違っていないんだよ!というオーラ(?)を精一杯撒き散らす。伝わったかどうかは疑問だけれど。
46階に位置する「スパ&フィットネス」は、2,000㎡もあるゆったりとした施設。エレベータを降り、受付後に見えてくるのが外光を取り込んだ明るいプール。すぐ隣には、やはり明るく大きな窓があるジム。天井は高くないが、外を眺めながら走ったり泳いだりするのが大好きなお気楽夫婦。4台ほど並んだトレッド・ミル(ランニング・マシン)は、六本木ヒルズ・ビュー。心地良い眺め。これだったらずっと走っていられる気がするね」朝食前にも関わらず、妻は快調に走り続ける。パーク・ハイアット東京、マンダリン・オリエンタル東京、ザ・ストリングス・バイ・インターコンチネンタル東京などと並ぶ“天空のジム”。
アクア施設は、適度に本格的なプールと、南側に突き出した2面採光のジャグジー。抜群の眺望。眼下に青山霊園や神宮外苑の緑が続き、その向こうに新宿のスカイ・スクレーバーがミニチュアのように並ぶ。開放的な眺め。良い施設だ。しかし、ちょっと冷たいプールの水温と、お風呂のように温かいジャグジーのバランスが微妙。プールに入っていると寒くなり、ジャグージで暖を取る。♪熱い泉に素足をひたして見下ろすスカイ・スクレーバー♪プリンセス×2の『ダイヤモンド』を口ずさみながら。(とは言え、プールの水温を上げ、ジャグジーは長く浸かれるように水温を下げてはいかがでしょう)利用者も適度な人数で、混むでもなく、ガラガラでもなく、良い感じ。期待した通りの居心地の良さ。ふぁ~、なんかリラックスできるねぇ。「あと2、3日滞在できると良いのにね」妻がちょっと淋しそうに呟いた。また訪れたいお気に入りホテルが増えたということでもあるけれど。
■お気に入りホテルカタログ ザ・リッツカールトン東京