猫背のカレー、マダムなステーキ「自由が丘ランチ事情」

Photoメージ通りだった…訳ではない。どうしても食べたくて食べられなかった「猫背」のカレー。自由が丘の路地に佇む小さなカフェ。その店のランチはカレー1本勝負!と潔い。正確には、野菜カレーとキーマカレーの2種類。私が食したのはキーマカレー。さらりと、上品に、でもしっかり辛く、これはこれで美味しい。しかし、あの日私が食べたかったのは、(カフェでも良かったのだけれど)喫茶店のカレー。缶詰を開けて温めただけのような、どろりとした、味の濃い、福神漬けとらっきょうが合うカレー。そんなカレーとはちょっと違う。それにしても、この店の名前が気になる。ハッピーアワーと普通言うところを、“猫背アワー”と無理やり言って、17:30〜19:00はドリンクが全て300円。ちょっと行ってみたい。妙にそそられる。

猫背り際、我慢できずに女性スタッフに聞いてみた。なんで猫背なんですか。「さぁ、余り理由なんてないみたいですよ♪」肩すかし。その脱力系も良い。そもそも自由が丘という街は懐が深い。こぢゃれたカフェや、可愛い雑貨の店だけではなく、駅近くの「自由が丘デパート」や「ひかり街」にはディープな雰囲気の店が軒を連ねる。ランチの選択肢も広い。以前勤務した会社の後輩が始めた弁当屋さん「稲毛屋自由が丘Kitchen」「ベジキチ」も人気。昼過ぎには売り切れの弁当もある。ちょっとおしゃれで、チープな感じがしないのに、安い。これは自由が丘で売れるでしょ、という感じ。有機野菜を使っていたり、元々アーティスト向けにロケ弁やケータリングをやっているというのも“くすぐり”どころ。その他にも、コメ屋さんがやっている種類も豊富な“おにぎりや”さん「玉川屋」など、テイクアウトものも豊富。

Photo_3 洒落な中にも、おやぢのエッセンスが入った店もある。カレーカフェ、「ジジ・セラーノ」。内装もとてもこぢゃれた、味も本格的に美味しく、カレーの種類も豊富なカフェ。サイドディッシュとしてヤーコンのサラダ。これも美味しかった。なのに、店頭には「この冬、ホットなカレーでほっとしよ」…の幟なのだ。かなり好き。この感じ。しかし、初心者には入り難いかな。夜には止まり木で常連さんがカラオケ歌ってそうな匂いがする入口だし。そして何と言っても、平日のランチタイムは自由が丘マダムたちの世界。子供連れの若いママさんたちは、マクラーレンのベビーカーなどを押しながら「プラチノ自由が丘テラス」などに集結する。広いテラス席は子供が走り回っても大丈夫。冬でもパラソルヒーターと膝掛けで暖かい。

Photo_4ダムランチと言えば、「状元楼 自由が丘店」。11:30の開店前からオバさま達が列をなし、1時過ぎまで満席状態が続く。3種類の1000円ランチを皆でシェアして、のんびりと豪華な内装の店内でお茶を飲む午後は、お手頃でかつ優雅そのもの。何より美味しいし、C/Pは高い。さすがに皆さま良くご存知という感じ。そして、マダムランチの象徴的な店とも言えるのが、「創作鉄板焼き クリス・キャンデラ」。自由が丘には珍しく高層階にあるため眺めが良く、明るく上質で上品な内装。ランチメニューのサイコロステーキは2200円。海老フライやサラダ、スープ、食後のデザート、ドリンク付き。お得ではあるし、美味しいし、眺めも良く気分も良い。けれど、良いお値段。早い時間だったので客のいない上階を見学させていただくと、全席予約済み。私が座ったカウンタ席よりさらに素晴らしい眺望。ふぅ〜。オバさまたちはこんな店に来ていらっしゃるのね。「…って、結局あなたも全部の店に行ってる訳でしょ。良い生活だなぁ…」と妻。自由が丘ランチ、まだまだ探訪の余地あり。

■お気楽夫婦の御用達へ 「カレー&カフェ猫背」「状元楼」「クリス・キャンデラ

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