新装開店♬「ビストロ808」
2014年 12 月13日(土)
以前その店は「BAR808」という名前だった。年に数回だけOPENする小さな店。会員制ではないけれど、マスターの知り合いである必要がある。決まったメニューはないし、凝った料理は出ない。他の店で食事を済ませた後に立ち寄るのが基本。ビール、ワイン、シングルモルト、ジン、ウォッカ、テキーラ、焼酎と一通りの酒は用意してあるが、持込みも歓迎される。ご近所の名店、「ル・プティ・ポワソン」「ショコラティエ・ミキ」のスイーツを味わいながら、紅茶やコーヒーを楽しむ客も多かった。そんな店がコンセプトを変えて「ビストロ808」として生まれ変わった。
新装開店前にプレOPENのパーティを開催。設計を担当した建築家の友人をはじめとした関係者?をご招待。その日の料理は本格OPEN前ということもあり、姉妹店(笑)の「ビストロ・トロワキャール」から取り寄せた絶品シャルキュトリーの盛合せがメイン。サラダやマリネなどの野菜を中心とした料理だけを808のシェフが担当した。トロワのシェフ聡ちゃん直伝のキャロットラペはオリジナルの味わいで好評。プティトマトのマリネ、柿とクリームチーズのサラダと共に定番メニューに決定。新装記念に購入したストウブを使った焼き野菜のサラダは改善の余地ありという結果になった。
正式OPENはその数日後、20年来の友人たちを招いて開催された。前菜は定番のキャロットラペ、プティトマトのマリネに加え、パテドカンパーニュ(を作る予定がミートローフに変身)、スーシェフの担当したローストビーフなど。「どれも美味しいぃ〜っ」「オシャレな料理だねぇ」と招待客にも好評。盛付けには自信があったものの、味付けも良しとの評価にほっと胸をなでおろす新米シェフ。舌を鍛えるために(?)食べ歩いて来た成果が出せたか。とは言え、焼き加減が微妙でミートローフに変更したパテドカンパーニュは、師匠の聡ちゃんから調理のコツを聞き出すことにしよう。
メイン料理はカスレ。豆とソーセージを煮込んだフランスの田舎料理。これも良い出来。友人の買って来てくれたバゲットにぴったり。そして課題だった焼き野菜。前回の反省を踏まえ、レシピを大幅に変更。アスパラガス、プティシュー、ブロッコリー、ピーマンと緑の野菜に限定し、彩りを兼ねてセミドライトマトを加えた「緑と赤のクリスマスヴァージョンの焼き野菜サラダ」が完成。ストウブの使い勝手が分ってきたこともあり、シャキシャキほくほくと絶妙な火の通り加減。トマトの酸味と天然塩で野菜の旨さが引き立つ一品となった。実に旨い。ビストロ808の名物料理に決定♬
「シェフ、どうもありがとう。どれもとっても美味しかったぁ♫」満面の笑みで帰って行く友人たち。「お疲れさま、なかなか良い出来だったよ」とお気楽妻が微笑む。スーシェフなのに、シェフに対してちょっと上からの物言いが気になるが、良しとしよう。こうして新装なった「ビストロ808」が無事にOPENした。次回の営業は年末。腕を磨いて、皆さまのご来店をお待ちしております♡
近藤直弥
マジ?
IGA
直弥さん ん、マジ♬一度ご来店ください(^^)