通常であれば、ホテルの正面はメインのアクセス、幹線道に面した方向になる。けれど、このホテルは湖に面する方向が正面としか言いようがない。芦ノ湖に向って真っすぐ延びる長〜い桟橋が印象的な、湖側の“顔”の方が見目麗しい。ジョン・レノンやチャールズ・チャップリンなどがかつて宿泊したことでも有名な、箱根宮の下の富士屋ホテルのアネックスという位置付け。そこに、さらにレイクビューと付く。湖からの眺めが良いだけではない。逆もまた真なり。部屋からの眺めも絶景。全室が名前の通りに、レイクビュー。お気楽夫婦が宿泊したのは、4階最上階のスーペリアツイン。天井がアーチ状になっていて、開放感抜群。正面に芦ノ湖を望み、富士山も見える。新宿からロマンスカーに乗り、ビールとワインで心地良く酔った頃に箱根湯本着。そしてバスかタクシーで30分。または、大手町の読売新聞社前から、5人のランナーが襷を繋いで5時間30分余り。そう、このホテルは東京から最も近く、箱根駅伝の往路ゴール地点、復路スタート地点に最も近いリゾートホテルでもある。