アンダーズ東京〈虎ノ門〉

東京/TOKYO

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お気楽夫婦のお気に入りのハイアットホテルズ。これまでのトップカテゴリーはパークハイアットだったけれど、さらにその上を行くハイエンドのホテルが満を持して東京虎ノ門のに登場した。森ビルの最新プロジェクト「虎ノ門ヒルズ」の最高層47階から52階に誕生した「アンダーズ東京」だ。客室は164。入居している器(虎ノ門ヒルズ)は大きいけれど、スモール&ラグジュアリーな隠れ家ホテル。エントランスが小さい。エレベーターホールに向かう入口が分り辛い。これだけで巨大で豪華なホテルをお好みの方にはNGだろうけれど、お気楽な2人の好みにはぴったり。

51階にあるフロントもこぢんまり。MacBook Airを携えたスタッフに案内され、ロビーのテーブル席でウェルカムドリンクをいただきながらチェックイン。アンダーズタバーンまで壁なしで続く、天井が高く開放的で広々としたスペースは、スタイリッシュなデザイン。快適。予約した部屋はアンダーズラージルーム。扇型に広がるベッドルームの1面は、足下から天井までのガラス窓。窓に向かってふっと空に歩き出せそうな開放感。右手にお台場、中央に汐留、左手に銀座、皇居、遠くにスカイツリーという豪華な眺め。長く大きなテーブルとベンチ式のソファは、この眺めを肴に飲むためなのだろう。*実際美味しくビールやワインをいただいた。洗い場のある巨大なバスルームのバスタブは円形。収納、ライティング、レイアウト、水回りのアメニティなど、どれも良い感じ。

ホテルを選択する際の2人の重要ポイントであるジムもこれまでの最高得点。トレッドミルなどのエアロビ系のマシンは最新の設備。窓に向かって置かれたマシンで汗を流す爽快感。リアルな眺めも抜群なのに、モニターに映し出されるサンフランシスコの海岸線などの映像が楽しい。実際にコースを走っているようなカメラアングル。リアルなヴァーチャル。これは凄い。何時間でも走っていられそうな充実した設備だ。ロッカールームやスパも適度な大きさ(客室数の割には大きい)で、実に快適。

アンダーズタバーンでの朝食も充実。ビュフェスタイルながら、グレードの高い供し方。パンや料理を少量づつ盛付け、すぐに補充する。すると見事にいつも美しさがキープされる。オープンキッチンに向かって備え付けられたカウンタの下に、大きさや形が様々の器がカウンタの下に並べられ、自由に選んで料理を取ることができる。ホットミールもコールドミールも種類が豊富で、煮詰まったり乾燥したりしないような工夫がしてある。オシャレなのだけれど、フレンドリーで、慇懃な方向に向かない、ハイアット的な接客も好感度が高い。これまで東京都内で最もポイントが高かったパークハイアット東京と並ぶ、お気に入りのホテルとなった。

■アンダーズ東京滞在記 「IGA“快楽主義”宣言」より

・「シュッとしたホテル

・「いくつになっても♬/Happy Birthday(s)

:あくまで個人の嗜好・お気に入りの度合いです