ロイヤル メリディアン バーン タリンガム(当時)〈サムイ・タイ〉

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プール&プールバーバーンタリンガム海を望むテラスで窓の外は海

サムイ島は椰子の島。そう聞いていた。小高い丘の上に建つこのホテルのプールから見下ろす森は、確かに椰子の森。遥か眼下にどこまでも広がる椰子、椰子、椰子。縮尺を小さくした模型で造ったジオラマのように、椰子の樹が連なる。視線を転じれば、青い海。海に向って流れ落ちるようなプール、椰子の森と海に向ってせり出すオープンデッキを持つレストラン。バーン タリンガムとは、美しい崖の上という意味らしい。そのロケーションを活かしたホテルの作り。崖の途中に建つクリフヴィラ、椰子の森を降り切った海岸に建ち並ぶビーチヴィラ、崖の上のポニョ…は、まだ公開前だった。

お気楽夫婦が宿泊したのは、スパ、ジムなどがあるメインサラに直結するデラックスルーム。海に向って大きなバルコニーがあり、朝食を取るのにも充分なスペース。リビングルームから続くバスルームの鎧窓を開けると、海まで見渡せるビューバスになる。お気楽夫婦は、徹底的にホテルに籠った。朝食の後、ジムに通い、プールで椰子の森を眺め、ランチ&ビールの後はプールサイドで読書。そして夕陽に辺り一帯が赤く染まる頃、マッサージに出かけリフレッシュ。そしてホットなタイ料理を食べて…そんな毎日を繰り返す。帰路、バンコクに立ち寄った。その後のお気楽夫婦のヴァカンスの過ごし方として、リゾート暮らしの後、大都会の喧噪の中で過ごし、リハビリをして帰るというパターンを確立。そうしないと社会復帰ができない、そんなリゾート暮らしの始まりでもあった。

※現在は、バーン タリンガム リゾート&スパとして営業

ムティアラビーチ リゾート(当時)〈ペナン〉

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ペナンムティアラリゾート

スカッシュを始めて間もなく、スカッシュラケットを持ってヴァカンスに出かけたかった。早々に予約したリゾートはマレーシア、ランカウイ島。ところが、急な仕事(1996年7月に開催されたアトランタオリンピック視察の出張!)のためにキャンセル。日程を変えて急遽予約したのがペナン島のムティアラビーチリゾートだった。ペナン島のイメージは、ちょっと前に流行った観光地。今は寂れてしまった日本で言えば(失礼ながら)熱海あたりの印象。たいした期待も持たずに出かけた。

ところが、これがなかなかのホテルだった。スカッシュコートこそメンテナンスが行き届かず、コート内の掃除から始める必要はあったが、朝食のレストラン(Garden Terrace)も、イタリアン(La Farafalla)、そして中華(House of Four Seasons)レストランも、満足の水準だった。午前中にスカッシュをして、プールに入って身体を冷まし、プールサイドでランチ、午後は読書、そしてのんびりホテル内で夕食、というお気楽夫婦のリゾート生活の基本がこのホテルでできあがった。そんな2人にとって記念すべきホテル。

ところが、改めて検索をしてみると、2006年に改装を始めたのに、2010年現在、まだ再開していない模様。インターコンチネンタルホテルズグループとして再出発するはずだったらしいのだが、IHGのサイトにも何の記載もない。ムティアラビーチリゾート、あるいはインターコンチネンタル ペナンの運命はいかに?

:あくまで個人の嗜好・お気に入りの度合いです