2012年夏、ワシントンD.C.にご主人と共に赴任した友人“マダム”を訪ねた。2度目のワシントンということもあり、スポーツクラブに通い、街をのんびり歩き、暮すように過ごした滞在だった。選んだホテルはパークハイアット。マダムと一緒にのんびり部屋で過ごすことも想定し、アップグレードでスイートルームを確保した。部屋の広さや設備は申し分なし。

けれど、内装のデザインやサービスにセクシィさが足りない。こざっぱりとして素っ気なさ過ぎ。サービスマンはきびきびとしているが、対応に茶目っ気やウィットに欠く。室内で飲めるコーヒーや紅茶の無料サービスもセルフ。気軽で良いけれど、パークハイアットのラグジュアリー感はどこへやら。ご近所のリッツカールトン内のスポーツクラブLAでスカッシュ三昧という予定通りのスケジュールだったこともあり、このホテルにあるちんまりしたジムも目をつぶった。前回宿泊したグランドハイアットも似たような印象。ワシントンという街がこのようなサービスを求めているのだろうか。