芝居の前に、芝居の後も「ドゥ マゴ パリ」

060706_1Bunkamuraのチケットが取れない。NODA MAP、蜷川演出作品など、人気公演が多く、観たいと思う芝居のチケットがなかなか手に入らない。まぁ、仕方ない。チケットが売れるのは良いことだねと、達観する日々。芝居に行く回数が最近減ったのも、これが原因。しかし、Bunkamuraに勤める友人にお願いする訳にも行かない。ところが久しぶりにチケットがGETできた。楽しみ。週末の朝、いつもよりも早めに家事を片付け、渋谷へ向かった。芝居の方はと言えば・・・。

Bunkamuraを訪れる際の楽しみはもう一つ。レストラン「Les Deux Magots PARIS(ドゥ マゴ パリ)」。吹き抜けのテラス席、テラスを眺める店内もパリの雰囲気そのまま。カリカリのバゲットにハムを挟んだだけの、<サンドウィッシュ・オウ・ジャンボン>も。夏の暑い日、冷えたビールを飲みながら、明るいテラス席を眺め、バゲットを齧る。これが、実に旨い。調子に乗って、スパークリング・ワインをグラスでいただく。芝居の前は、これぐらいでセーブ。(数年前からドゥ マゴの1階を「ワインサロン ドゥ マゴ パリ」として夕方から営業。これがまた、ワインに合った料理も用意してあり、芝居の帰りに嬉しい店)

Dscミレニアム・イヤーを迎えようという年末。お気楽夫婦は、寒いパリでクリスマスを過ごした。一度は泊まってみたかった「リッツ・パリ」は、2泊でチェックアウト。3日目からはセーヌ左岸の「ルテチア」に宿を移し、サンジェルマン・デ・プレ界隈をぶらついた。朝食は決まって近くのカフェ。バゲットやクロワッサンを食べ歩いた。その中に「Les Deux Magots」もあった。店の名前は“二つの中国人形”。パリの店内には、その人形が飾ってある。店のロゴも“マゴ”入り。ランボー、ピカソ、ヘミングウェーなどに愛された老舗カフェの象徴。パリも渋谷の店も、ちょっと不思議なオリエンタルな空気が心地良い。

ある日、妻とマゴで待ち合わせ。バゲットとビールで楽しんでいると、入口で偶然会ったというBunkamuraに勤めている友人が、妻と一緒にマゴに現れた。「いやぁ~、忙しくて今日はお昼も食べていないんですよ」あ、じゃあ、これどう?妻のオーダーしたクロックマダムをおすそ分け。「明日からパレルモに出張なんです」相変わらずの強行日程らしい。美味しいシチリア料理を食べる余裕はあるのか?「帰ってきたら、上海のYさんと一緒に食事でもしましょう」Yさんは、お互い別々に知り合った友人。まだ同じ席で会ったことがない不思議な関係。久しぶりに、そして一緒に会えるのは、とても楽しみ。

ところで、芝居は…。

コメントする








002184383

SINCE 1.May 2005