集団感染「駅弁症候群」

Photo_57…ということで、駅弁だ。と言っても、東京駅大丸の「ほっぺタウン」で駅弁を買って妻の実家に向かった訳ではない。年に一度、お気楽夫婦が毎年この時期に罹る病気があるのだ。その名も駅弁症候群。二人に限らず、この私鉄沿線(と言っても野口五郎ではない)に住む住民が、ほぼ漏れなく罹る病。集団感染。その病がやって来る気配は、いろんな処に現れる。電車に乗ると強制的に目に入る中吊り広告。毎年ベタなデザインの新聞の折り込みチラシ。忙しい朝にのんびり流れる日本テレビ「ズームイン朝」の特集などに。

そう、京王百貨店の年に一度の晴れ舞台、「元祖有名駅弁大会」が、その病の発生源だ。妻が好きな弁当は北の国系。コレステロールがたっぷりの、魚卵、蟹、海老などが溢れんばかりの弁当。特に、タラバ蟹には目がない。ズワイ蟹の繊細な味の方が酢飯に合うと思うのだが、あのタラバのぼってりとしたボリュームに騙されるらしい。(タラバは蟹じゃなくヤドカリだけど)とは言え、妻の意見を尊重し、買込んだ弁当は「まんざいどん」。旭川の弁当。(旭川には海がない)大きなタラバが挑発的。…まぁまぁの味。

Photo_58並んで購入したもうひとつの弁当は小樽駅「海の輝き」。やっぱりこれでしょう。酢飯の上にししゃもの卵が薄っすら盛られ、その上に蒸しウニ、イクラ、卵焼き、キュウリなどが美しく盛り付けられる。具と酢飯をバランス良く、慎重に箸でつまみ一口含む。ししゃもの卵が口の中でぷちぷち、イクラの塩加減とウニと卵焼きのほんのりした甘さが絶妙に混ざり合う。旨いっ♪あぁ~、家に居ながらにして旅愁を誘われるこの味。たまらんです。この沿線に住んで良かったなぁと、しみじみするお気楽夫婦。こんな風に、日々の小さなことを楽しめることも大事。

そして、病状が悪化した二人は、翌日も会社の帰りに駅弁を買込んだ。ひとつは「函館の浜弓」。ズワイ蟹のほぐし身、生ウニなど「まるで北の海の宝石箱やぁ♪」…って、グルメリポーターですっかり太ってしまった彦麻呂のようなセリフが飛び出す。そしてもうひとつは釧路の「いわしのほっかぶりずし」と「サーモンすし」の詰合せ。これが、実に美味。鰯の切身の上に乗せたダイコンと絶妙の組合せ。ダイコンでほっかぶりした鰯と酢飯の見た目良し、歯応え良し、風味良し。もう一度言おう、旨いっ!ビールがすすむ。

それにしても、毎回毎回、この大催場の熱気は凄い。かつての活気ある百貨店の残像。この催事開催中以外には、ほとんど足を運ぶことのない京王百貨店は、お気楽夫婦にとっては「駅弁百貨店」なのだった。


1つのコメントがあります。

  1. 産地直送専門店


    本タラバしゃぶ 「北釧水産」

    実は、この【たれ】がまた絶品なんです!
    今回のセットにもれなくお付けしております

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