ザ キャピトルホテル東急〈赤坂〉
- ★★ :和と洋の融合、最新設備とおもてなしの心
- 住所:東京都千代田区永田町2-10-3
- TEL:03-3503-0109
- URL:http://www.capitolhoteltokyu.com/ja/index.html
- 宿泊:2011年2月
外資系ラグジュアリーホテルの進出が一段落した2010年。赤坂近辺で大きな話題になった2つのホテルがあった。ひとつはバブルの象徴でもあった“赤プリ”の閉館発表。2011年3月末で姿を消してしまう赤プリと対照的に、2010年10月に再開業したのはザ キャピトルホテル東急。2006年に閉館したキャピトル東急ホテルがあった同じ場所。かつて星ヶ丘と呼ばれた赤坂山王日枝神社の傍ら。29階建ての東急キャピトルタワーの上層階。
かの北大路魯山人の主宰した星岡茶寮があった美食の丘。そこには和の心での“おもてなし”、ホスピタリティが溢れていた。客室、クラブラウンジなどの内装は西洋からみた日本の姿を逆手に取ったジャポニズム。バスルームから窓の外を眺められ、ベッドルームからクローゼットとぐるりと巡ることができる構造も機能的で、かつ面白い。明るいジム、プールなど施設も充実し、満足のいく滞在だった。けれど、やや接客の柔軟さに欠け、昔ながらの慇懃な対応になってしまっているのが残念。外資系ホテルのラグジュアリーなのにカジュアルでフレンドリーな(なんのことやら)ニュアンスを取り込むことで、親しみが増すと思うのだけれど。
【快楽主義宣言より】(ザキャピトルホテル東急滞在記)
■「クラブルームの損得勘定」2011年2月13日
■「The Capitol View」2011年2月12日
■「2月生まれに乾杯!ORIGAMI」 2011年2月11日