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高さ296M、高層ビルとして日本一の高さを誇るランドマークタワー。その49階から最上階70階までを占めるのが横浜ロイヤルパークホテル。*お気楽夫婦の宿泊当時はそこに“ニッコー”が付いた。つまり、横浜ロイヤルパークホテルは、日本で最高層のホテル。ちなみに、建築物としても、今話題の東京スカイツリー(完成後634M)東京タワー(333M)明石海峡大橋(298M)に次ぐ高さ。客室は52階から67階、地上210M以上。このホテルの最大のウリは、どの方向にも遮るものがない素晴らしい“ビュー(眺望)”にある。
お気楽夫婦が宿泊したのは、コーナーツイン。名前の通りに角部屋の開放的な眺望だけではなく、バスルームにある窓からも不思議な風景が眺められる。船の客室にあるような丸い窓からは、波が見えそうな雰囲気。けれど、見えるのはもちろん遥か眼下に広がる模型のような街並。ビルから見下ろす眺望というよりは、飛行機からの眺めに近い。下から見上げた時には堂々と聳えていたインターコンチも、コスモクロック(観覧車)さえも、このホテルの従者のように思えてくる。いつしか現実=地上の景色と隔離された異空間にいる気分になってしまう。どこから眺めてもそれと分かる、文字通りランドマークであるのに、その内側にはホテルという名のHideaway(隠れ家)が包まれている。
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スモール&ラグジュアリーなホテルが好きと公言するお気楽夫婦。その対極にあるホテルに宿泊することもある。国内では石垣島のCLUB MED KABIRAであったり、北海道のアルファ トマム リゾートであったり、海外では各地のグランド ハイアットであったり。静寂を求めてはいけない、子供が走り回っていてもおおらかに微笑まなければいけない、などという制約はある。けれど、その施設の充実振りを良しとしなければいけない。そのC/Pの良さを認めなければいけない。このトンネルを抜けると現れる雪国の巨大施設も同様。バブルの時期に同地区に乱立したリゾートマンションの親玉のような威容。好き嫌いはともかく、割り切って寛ぐには良いホテルである。
■快楽主義宣言より(NASPA ニューオータニ滞在記)「驚愕の巨大リゾート」
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JR東日本とJR東海の仲の良さ(悪さです、すいません)は、業界の人間のみならず、有名。JR東海の肝いりで東海道新幹線の全ての列車が品川駅に停車。世田谷の西南部に住むお気楽夫婦としては、それはそれで便利。けれど、品川というロケーションは今ひとつ中途半端。東海道の起点、今も北品川は旧東海道の街並を再現して活性化を計っているが、まだまだ知られていない。
JR品川駅に隣接するストリングスホテル東京(現在はストリングスホテル東京インターコンチネンタル)は、品川駅が置かれた状況と似ている。駅構内にはエキュート品川サウスとしてリニューアル。アトレ品川も含め、駅周辺の再開発が進んだ。これはJR東日本。ストリングスホテルは港南口から1分。ロケーションは抜群。なのに、知名度は今ひとつ。特筆すべき魅力にも欠ける。けれど、レインボーブリッジを望む明るい角部屋に宿泊したお気楽夫婦は、結構お気に入り。ベッドルームにはなぜか小さなティディベアもこっそり棲んでいた。24時間利用可能なジムも快適。こぢんまりとした施設ながら眺めは抜群。部屋のレイアウトも悪くない。惜しいなぁ、☆×1.5という気持だ。