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国内ホテルの人気ランキングTOPの常連。「クレド(信条・理念)」と呼ばれるホテルのサービス哲学を持ったホスピタリティで知られる。そのリッツ・カールトンが1997年に日本に初めて進出したのは、東京ではなく、大阪梅田。開業当時から圧倒的な人気だった。背の高いドアマンに挨拶され、恭しく豪華ながらこぢんまりとしたエントランスを入り、サロンのようなフロントでチェックイン。通された部屋が隣のビルからの視線が気になり、変更していただいた。その際の対応もスムースで心地良かった。けれど、何か落着かない。それはインテリアのせいだった。18世紀英国の伝統的なジョージアンスタイル。豪華と感じるか、華美と感じるか。憧れ浮かれるか、居心地の悪さを感じるか。機能的ですっきりとしたデザインが好みのお気楽夫婦。2人にとっては残念ながらゆったりとした気持で過ごせない空間だった。
*2015年11月に再度宿泊。好みのタイプじゃなくても受入れられるオトナになりました。
▪️「大阪はリッツに限る?」2015年11月23日 *「IGA“快楽主義”宣言より リッツカールトン大阪滞在記
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2007年問題とさえも呼ばれ、外資系高級ホテルが相次いで進出を決めた頃、新橋貨物駅跡地である汐留の再開発地にいくつかのホテルも建設された。その中のひとつがロイヤルパーク汐留タワー。資生堂汐留オフィスの入居する汐留タワーの上層階、24階から38階を占めるこのホテルのウリは、地下2階にある。マンダラスパ。バリ島からスタートした世界有数のスパの名門。世界16カ国、60ヶ所以上あるスパの日本初進出店舗。
お気楽夫婦がこのホテルに滞在した目的も、マンダラスパ。但し、予算の関係でトリートメントではなく、ハイドロスパ(温浴施設)。60ヶ所以上あるマンダラスパの中で、ここが唯一の施設らしい。合計7種類のバスとサウナは、何というかダイナミックなレイアウト。ジェットバスも豪快。そこに、たまたま『ズムサタ』の収録が終わったばかりだと思われる元巨人のピッチャー、M本が。空いている施設の中で、でかい声を張り上げ、我が物顔。う〜む、落着いた良い施設なんだけどなぁ。彼のキャラクターは好きだし、ANA国内線のプレミアシートでもお隣になったこともある。もちろん彼は覚えているはずはないけれど。…ということで、部屋の印象は余りなく、写真を眺めながら、あぁ、そうだったと思い出す。可もなく、不可もなく。
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大阪で宿泊する際、ほとんどの旅人にこのホテルは選択肢に入らない。大阪の中心部からは遠く離れた大阪南港。大阪駅からは30分余り。そんな場所にあるホテルにお気楽夫婦が宿泊したのには訳がある。ユニヴァーサルスタジオジャパン(USJ)のアソシエイトホテルであることから、お得な宿泊プランがあること。ホテル近くからUSJに船で行けたこと(現在は休航中)。そして、天空という中華料理の美味しいレストランがあること。中華レストランは眺めが良く、期待通りの味。そしてジムもプールも、広めの部屋も快適。決してラグジュアリー度が高い訳ではないけれど、ちょっとしたリゾート気分を味わい、USJをたっぷり楽しむにはうってつけのホテルだ。