湯どの庵〈山形・湯田川温泉〉

リゾート(スパ・温泉)

  • ★★ :料理が旨い!和モダン旅館の先駆け
  • 住所:山形県鶴岡市湯田川乙38
  • TEL:0235-35-2201
  • URL:http://www.kameya-net.com/yudono/
  • 宿泊:2004年9月

画像クリックで拡大

ロビー 中庭を望むロビーお風呂の入口お風呂場廊下で和む妻寛ぎの空間部屋の様子もってのほか庄内豚鮭親子よせ和風モンブラン朝ご飯

山形県鶴岡市に湯田川温泉というこぢんまりとした温泉がある。時代小説の作家、藤沢周平の生家が残る小さな温泉街。そこに「湯どの庵」という小さな宿がある。この宿はリノベーションされ、和モダンの宿として人気が高い。チェックインはフロント横の専用スペースでウェルカムドリンクを飲みながら。部屋への案内はない。畳の部屋ではなく、小上がり風に床を上げ、そこに布団を敷いてベッドのように利用する。つまり内装だけではなく、ホテルと日本旅館の機能を融合させ、日本旅館独特の窮屈な雰囲気を和らげている。

食事は部屋食ではなく、ちょっとおシャレな和食の店に向かう気分で。この食事が絶品なのだ。食用菊「もってのほか」、三元豚など、独特の食材が豊富な庄内地方。加えて米所としても知られ、日本海の海の幸もたっぷり。同じ鶴岡市湯野浜温泉にある亀屋という旅館と同系列。亀屋が赤坂に出した料理店「阿部」がミシュラン東京版で☆を獲得したことでも料理の水準が分かろうというもの。庄内の味を巡る旅ならば、ぜひ一度訪ねて欲しい宿だ。

【快楽主義宣言へ】

「海と野を味わう宿」 2007年7月29日

リゾナーレ〈山梨・小淵沢〉(当時)

リゾート(スパ・温泉)

  • ★★ :スパと八ヶ岳の景観を楽しむ宿
  • 住所:山梨県北杜市小淵沢町129-1
  • TEL:0551-36-5111
  • URL:http://www.risonare.com/index.html
  • 宿泊:2000年2月他

画像クリックで拡大

リゾナーレ

行ったことはなくても、この風景を目にした人は多いはず。数多くのCMで使われた、世界的な建築家マリオ・ベリーニのデザインによる異国情緒溢れる建物は、イタリアの山岳都市のようだと評される。ところが、バブル崩壊の波に呑まれ、経営母体のマイカルが破綻。存続を危ぶまれた際に救ったのは星野グループ。やはりお気楽夫婦が訪れたアルファリゾート・トマムと同様の運命。

バブル期のゼータクさ加減は、機能性や心地良さよりもデザイン重視。かつてお気楽夫婦が宿泊した際も、決して実用的な客室ではなかった。けれど、それを補う以上の魅力がこのホテルにはある。何よりも、そのロケーション。背後に聳える神々しいまでの八ヶ岳が、施設の絶好の借景となる。敷地のあらゆる場所が、実に絵になる風景。そして、スパ&プールのイル・マーレ。波の出る室内プールとジャグジー、露店温浴施設が一体となっている。スパ好きのお気楽夫婦は、かつてこの施設を利用するために立ち寄ったこともある。そして、本格イタリアンレストラン OTTO SETTE(オット セッテ)。お値段も本格的ながら、お味の方もかなりのレベル。その後、星野グループがどのように再生させたのか、再び訪ねてみたいホテルだ。

*現在は「星野リゾート リゾナーレ」

二期リゾート オーベルジュ川平〈石垣島〉*閉館

リゾート(ビーチ)

  • ★★ :川平湾を満喫
  • 住所:沖縄県石垣市川平934-4
  • TEL:0980-88-2229
  • URL:http://www.nikikabira.com/
  • 宿泊:2003年7月

画像クリックで拡大

夜明けの風景夜明けの風景2エントランス黒ビールがうんまい爽やかにうっまい読書のスペース川平湾記念撮影泡盛工場見学おばちゃんと記念撮影公園茶屋オリオンがうんまい

ある夏、美しい海をどうしても一緒に見たくなった。もちろん妻と一緒に。そこで選んだのは、かつて仕事で訪ねた石垣島、川平湾。選んだホテルはClub Med KABIRA、そして二期倶楽部が運営するオーベルジュ川平だった。小さなエントランスを抜けると、窓の向こうに青。世界中どの海を訪ねても、この美しさ、透明度には敵わない。そう思わせる川平湾が目の前。ホテル自体が川平湾に浮かんでいるような風景。案内されたデラックス・ツインルームはその川平湾を望むコーナールーム。川平湾を視界の隅に置きながら本を読む。風景に物語が溶けて行く。決して豪華な施設ではないけれど、手作りの感覚も残る温かい施設。地元の食材をベースにした美味しい料理も忘れられない。そして深夜、建物の屋上で降る星を眺める。さらに早朝、明けて行く空を眺める。近くの高嶺醸造所(泡盛:於茂登の醸造所)、川平公園茶屋と共に長く記憶に残る風景になった。

*2010年都市計画(公園整備)のために退去命令〜閉館 残念!

:あくまで個人の嗜好・お気に入りの度合いです