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このホテルへのチェック・インは、夜をお薦めする。我々も、事前に何度も何度も、写真を眺めていた。だから、この二頭の木馬も、映像として、情報として知ってはいた。なのに、改めて恋に落ちた。エントランス・ロビーを通り過ぎて、バーに向かう途中に蓮池がある。その池に浮かぶ2頭の姿を前に、心が浮き立たない人がいるだろうか。これからのヴァカンスの日々を期待させる、素晴らしい演出だ。チェック・インの手続きをするバーのソファから、エントランスを振り返る。輝く木馬、照明で作り物のように鮮やかに輝く植物が目に入る。ミントの香りがするウェット・タオル(おしぼり)が出される。ふ~っ。昨日までの些事は全て忘れてしまう。
※詳細は旅の記録・街の記憶「憧れの隠れ家リゾート ザ・ダタイ」
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2010年、話題のエリアである。普天間飛行場の移転問題で揺れる新政権。その移転先として話題になっているキャンプ・シュワブがある名護市。そのジュゴンも出没するという辺野古崎付近に、新たに滑走路を造ろうというのが日米両政権のかつての合意。お気楽夫婦がそのリゾートを訪れたときにはまだ両国が協議中。リゾートの対岸に見える辺野古崎を眺めながら、感慨深く…などという思いが飛んでしまうリゾートだった。
ここは本当に日本なのか?と思うスケールの大きさ。何しろ敷地面積80万坪、良くある表現で言えば東京ドーム60個分。チェックインした後は、専用のカート乗り放題。これがまた楽しい。フロント棟からホテル棟への移動だけではなく、ビーチやレストランへの移動も全てカート。私有地内だからと勝手に言い訳し、食事の後(当然酔い心地)のカート運転がこれまた楽しい。サザンなどを大声で歌いながらカートでぶっ飛ばす…とは言えご存じの通り、せいぜいスピードは10km/h程度ののんびり運転。南の島の闇の中、妻と2人で大笑いしながらのドライブ。
そして何より、部屋の広さも国内リゾートでは最大級。お気楽夫婦はアップグレードの恩恵を被り、天蓋付きベッドがある客室面積64.8㎡、アウトドアジャグジー付のバルコニー面積32.4㎡、併せて100㎡弱というリゾート気分満々の部屋で宿泊。実に幸福な滞在だった。この春に出されるという政府の結論が、美しい海とリゾートにどのように影響を与えるかを見守りたい。
※詳細は下記リンクの記事参照
■快楽主義宣言より 「ニライカナイの向こうから」(カヌチャベイ滞在記)
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セクシィかどうか、それがお気楽夫婦にとってホテルを選ぶ際の基準のひとつ。スパ、プール、ジム等の設備を事前に調べ、ホテルの公式サイトなどをチェックする。室内のインテリアは?広さは?そしてセクシィかどうか。けれど、それだけは行ってみないと分からない。何を持ってセクシィと言うか、それはあくまでもお気楽夫婦の基準だけれど、機能的なのにスタイリッシュで魅惑的な室内の設え。例えばデコラティブなヨーロッパ調のインテリアは2人の“セクシィ”からは遠い。シンプルで心地良いデザイン、けれど決してスクウェアで面白みに欠けるものではないこと。
シンガポールにある歴史的建造物だったフラトンがホテルとして改装されたのは2000年。エレガントな外観同様に、上品な設えの室内のデザイン。お気楽夫婦の基準以上のセクシィさ。キールームというボート・キーに面したバルコニー付きの客室も、やはりキーを臨むプールも、キーから望む外観も、うっとりするほどの美貌。殊にライトアップされた夜の表情の素晴らしさは溜息ものだ。そして朝食の美味しいこと、見目麗しいこと。セクシィ〜♬ホテルのレベルの高いシンガポールの中でも、おススメのホテルだ。
【快楽主義宣言へ】 ■「セクシィ・ホテルに恋をして」2007年9月15日