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青い海と美味しい食事を求め、お気楽夫婦は踊り子号に乗り込んだ。目的地は湯河原。いつものように、観光は一切しない。目的地は、正確には「ラ・シェネガ」というリゾートホテル。さらに言えば、その宿のダイニングルームでの食事が目的だった。春の青い海を眺めながらフレンチレストランで食事、などという設定は堂々と実行すればテレはしない。こぢんまりとしたホテルの割には、海に向って突き出す最高のロケーションのダイニングルームはゆったりとしている。アールの付いたガラス窓に囲まれて、夕食はもちろん、朝食の時間は清々しい。そして、何しろ目の前が海なのだ。新鮮な食材を使った一皿一皿が、実に美味しい。“大人の”ためのリゾートホテルを満喫できる宿だった。
…が、自らのサイトで「大人の隠れ家ホテル」と自称してしまうのは、いかがなものでしょうか。
*むむっ!その後「大人の隠れ家ホテル」という表現は止めた模様。ほっ、良かった。自ら隠れ家と公言するのは矛盾だよなぁ。
■快楽主義宣言へ 「大人のリゾートホテルとは』2006年4月9日
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帰省の際、長弟家族が父母と一緒に暮らす生家に宿泊し、互いに気を遣うよりは…という理由を付けて、お気楽夫婦は旅館泊まりを選択する。ホテル好き、旅館好きの2人にとっては好都合。そして、故郷の街は、旅館の選択肢が実に広いのだ。地元あつみ温泉には、多くの旅館が軒を連ねるが、なかでも有名な2軒の名旅館がある。たちばなや、そして萬国屋というライバル同士。萬国屋は140室、825人収容の大規模な老舗旅館。宴会場は最大500人まで収容できる大広間もある。けれど、細やかな接客、清掃が隅々まで行き届き、清潔感溢れる館内施設が人気。お気楽夫婦のお気に入りは、温海川を見下ろす露天風呂付きの部屋。明るく開放的で、湯上がりに川面を眺めながら涼やかな気分になれる絶好のロケーション。大型旅館にありがちな、マニュアル一辺倒の接客ではなく、柔らかな対応が地元の同窓会などでも人気の理由に違いない。遠来の客に安心して薦められる名旅館だ。
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ある年の夏、妻がきれいな海に行きたいね、と呟いた。それなら石垣島だよと迷わず答えた。かつて訪れた川平湾の青さが浮かんだ。選んだホテルは川平湾に面した二期リゾート オーベルジュ川平。そしてCLUB MED KABIRAだった。お気楽夫婦が南の島を訪れ、ホテルを選択する際に必須なのは、スポーツクラブ。特にスカッシュコートがあれば、そのホテルは最優先になる。長期滞在型リゾートであるCLUB MEDは、スカッシュコートだけではなく、テニスコート、トランポリン、空中ブランコなどのスポーツ施設が充実。いずれも無料で、滞在中たっぷり楽しめる。
施設はバリ風の建築。明るく健康的でファミリー向けのインテリア。OGと呼ばれるフレンドリーなスタッフ。施設全体がカジュアルで、リラックスできる空気が満ちている。セクシィな大人のリゾートではなく、健康的なファミリーや団体向けのリゾート。オールインクルーシブの食事は、料理の種類が豊富でレベルが高い。お気楽夫婦は、毎食つい欲張ってワインや泡盛を飲み、チーズを食べ、沖縄料理に舌鼓。終日あらゆる運動をしていたにも関わらず、自宅に戻って計ってみると見事に体重増加。いろいろな意味で、実に健康的なリゾートだ。