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期待していなかったからこそ、感激の度合いは大きかった。翌朝、成田空港から長旅に出る予定だった。少しでも身体に負担をかけまいとNEX始発駅である東京駅の真上に宿を取った。だけだった。なのに、中央線から新幹線まで、東京駅に集まる全てのホームが見下ろせるばかりか、汐留のビル群やお台場の海までが臨める素晴らしい眺めを楽しむことができた。
ホテルメトロポリタンはJR東日本系列のホテル。だから残念ながらちょっと垢抜けず、サイトの作りからも期待が持てなかったのだ。それがこのVIEW。JRグループのVIEWカードブランドが輝こうというものだ。完成間近の東京駅も眼下に、お風呂に入ることもできる。コンパクトながら絶妙なレイアウトで20㎡の狭さを感じさせない客室も秀逸だ。シングルルームのカテゴリーでありながら、ベッドの幅は160cm。ウチのダブルベッドの幅(140cm)より広い。*ダブルルームのカテゴリーにした方が良いのではと思うが。もちろんNEXや新幹線、高速バスなどのアクセスも抜群。丸の内の新しくできたビルへも濡れずに行ける。食事や買物の利便性も良い。きっとまた利用しそうな使い勝手の良い、実にリーズナブルなホテルだ。
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椿山荘と付いているからお気付きのこととは思う。あの、結婚式場で有名な椿山荘がフォーシーズンズと提携して開業したホテルだ。その昔「お庭へどうぞ、花嫁さん」というキャッチを使っていた椿山荘。もちろん広大な日本庭園が今でも自慢。客室から眺める庭も、アフタヌーンティで有名なル・ジャルダンから望む庭ももちろん素晴らしい。そんな和洋折衷はスパ施設にも。近代的設備のスパ施設の中に伊東温泉から運ぶお湯を使った檜風呂があったり、屋内スイミングプールの外にひっそりと屋外ジャグジーがあったり。不思議な感覚のシティ&リゾートホテルだ。
*2012年12月末にフォーシーズンズとの契約を終了し、現在は「ホテル椿山荘東京」となった。
【快楽主義宣言より】
■「満腹アフタヌーンティ!」 2007年7月8日
■「解決困難!2007年問題」 2005年12月4日
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最近、仕事で最も利用することの多い、馴染みのホテルだ。但し、待ち合わせをしたり、打合せをしたり、食事をしたり。宿泊したのは数年前に1度だけ。チェックインの際に、予約していたスタンダードタイプの部屋以外に空いていた他の部屋も参考にと見せてもらい、思わず見学だけのつもりだったビューバス付きのコーナークィーンに変更。ジムも、ジャグジー付きの明るいプールも、そこそこ満足の宿泊だった。けれど、このホテルの魅力は他にある。
タワーズバー「ベロビスト」そして、タワーズレストラン「クーカーニョ」からの眺望だ。高層ビルが少なかった渋谷の街に初めてできた超高層ホテル。その40階から眺める東京の街の美しさ。特に、新宿のスカイ・スクレーパーを望む景色は、絶句もの。NYCのロウワーマンハッタンにも勝るとも劣らない眺め。明治神宮と代々木公園の深い森越しに高層ビル群が建ち並ぶ姿は、やはりNYCのセントラルパーク越しに眺める高層ビル群とも似て、実に美しい。日の暮れる前、窓際の席に座り、のんびりシャンパンなどを啜りながら陽が沈み行く風景を眺める幸福。そして、天空に煌めくような星に代わり、公園の緑の上、夜景に摩天楼の灯りが瞬く。この風景を眺め、自分たちの部屋にそのまま帰れる幸せがこのホテルの醍醐味なのかもしれない。
■快楽主義宣言へ 「団体戦、準備完了!」ベロビスト 2008年6月21日