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汐留のホテル群の中でもラグジュアリー度は高く、開業の際にはテレビ等の取材も多かった。ゴードン・ラムゼイのフレンチや、中華レストランのチャイナ・ブルーも話題になった。なのに、余り芳しい評判は聞かなかった。チェックインの直後は、やっぱり評判通りかと落胆しかかった。けれど、そこはポジティブなお気楽夫婦。交換してもらったガーデンビューの(現在はベイ・ビューと呼んでいるようだ)部屋からの眺めを楽しみ、満席だったレストランの料理をチョイスしてルームサービスで堪能。高額なスパを避け、プール利用だけにしたところほぼ独占の幸運にも恵まれた。悪くはない。満足できる滞在だった。けれど、どうもワクワク感が足りない。バスルームの先住民も、ベッドルームの住民もキュートではある。しかし、どうもぐっと来るポイントが少ないのはなぜだろう。残念ながらC/Pを考えると、もう一度宿泊するのなら他のホテルを選ぶ、かもしれない。
【快楽主義宣言より】
■「バブル到来」 2006年1月5日
■「バブル再来?」 2006年1月4日
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ホテルの系列は良く変わる。かつて私が新卒で入社した企業グループが絶頂の頃、この名門ホテルグループを買収したことがあった。その頃、まだ日本では名を知られておらず、たいへんな買物だぁ!と苦い思いをした記憶がある。現在、このホテルはIHG(インターコンチネンタル ホテルズ グループ)ANAホテルズ グループのメンバー。インターコンチネンタル、クラウンプラザ、ホリデイ・インなどのブランドを有する巨大ホテルチェーンIHGと、ANAホテルズ&リゾーツの提携によって生まれた日本国内最大級のホテルグループ。そう、早い話がインタコとANAが一緒になってしまったのだ。かつての赤坂の全日空ホテルも、今や「ANAインターコンチネンタルホテル東京」に名称変更。
ところで、お気楽夫婦はこのホテルにかつてあった「エイジアン・テーブル」というレストランがお気に入りだった。名前の通り、タイ、ヴェトナムなど東南アジア料理のダイニング。暮れ行く東京湾を眺めながら食すエスニック料理が南の島気分だった。けれど、2009年春に閉店。残念。いつか、このホテルの新しい味を求め訪ねてみようか。
■快楽主義宣言へ 「南の国のレストラン」2005年7月3日
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不思議なフロア構成のホテルだ。何しろ、パシフィックセンチュリープレイスという、東京駅近くの31階建ての高層ビルに入っていながら、フロントがある階は7階。そこから上の階が客室?ところが、客室は3階から6階と却って低くなる。多くのホテルは眺望がウリ。ビューによって客室料金が違うのは常識。だとしたら何故?答えは、客室の窓の外を走る新幹線をはじめとした電車にある…訳ではないと思う。鉄道マニアだけが宿泊する訳でもなし、この(逆)車窓からの風景は戸惑いの風景。
新幹線と並んで写真も撮ってみた。テーブルの上には、東京駅の表札スタンドもある。鉄道マニアにとっては魅力的だと思う。でも、はっきり言おう。フツーの人にとっては落着かない。コンパクトながら、ゼータクなスパもある。こぢんまりとしたジムもある。お気楽夫婦のホテル選択の最低条件は満たしている。けれど、再訪することがあるかと言うと、C/Pを考えると厳しいと言わざるを得ない。ビジネス利用ならアクセスも良く、快適であろうけれど。
■快楽主義宣言へ 「鉄ちゃんのホテル」2005年8月13日