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ウェスティンホテル東京のすぐ隣に「ザ・クラブ・アット・エビスガーデン」という高級スポーツクラブがあった。というか今でもある。ウェスティンにジムもスパもなかった開業当時、そのクラブと利用提携していた。ビジネスフロアに宿泊するとクラブが利用できるというパッケージがあった。当時勤務していた会社のスカッシュクラブの合宿で、そのパッケージを利用して合宿を数回行った。今思えばゼータクな話である。その合宿でこのホテルの素晴らしいサービスにも遭遇した。
ところが、スパを自前で持った今利用提携は止めた模様だ。ということは、特にこのホテルに宿泊する理由はない。部屋の造りがスクウェアで、ちょっと昔の豪華さを誇る内装。セクシィさが不足しているのだ。昔の(今は知らないけれど)プリンスホテルのような感じ。利用していた当時はサービスは素晴らしかったし、良いレストランもある。しかし、お気楽夫婦にとっては、今は食事で利用するホテルという位置付け。他に外資系のラグジュアリーホテルが多くでき、ウェスティンの相対的な位置が下がってしまったということもある。早い話が、宿泊するならウェスティンという積極的な理由がない。残念!
【快楽主義宣言より】
■「出世フルーツのサービス」 2005年6月14日
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JR東日本とJR東海の仲の良さ(悪さです、すいません)は、業界の人間のみならず、有名。JR東海の肝いりで東海道新幹線の全ての列車が品川駅に停車。世田谷の西南部に住むお気楽夫婦としては、それはそれで便利。けれど、品川というロケーションは今ひとつ中途半端。東海道の起点、今も北品川は旧東海道の街並を再現して活性化を計っているが、まだまだ知られていない。
JR品川駅に隣接するストリングスホテル東京(現在はストリングスホテル東京インターコンチネンタル)は、品川駅が置かれた状況と似ている。駅構内にはエキュート品川サウスとしてリニューアル。アトレ品川も含め、駅周辺の再開発が進んだ。これはJR東日本。ストリングスホテルは港南口から1分。ロケーションは抜群。なのに、知名度は今ひとつ。特筆すべき魅力にも欠ける。けれど、レインボーブリッジを望む明るい角部屋に宿泊したお気楽夫婦は、結構お気に入り。ベッドルームにはなぜか小さなティディベアもこっそり棲んでいた。24時間利用可能なジムも快適。こぢんまりとした施設ながら眺めは抜群。部屋のレイアウトも悪くない。惜しいなぁ、☆×1.5という気持だ。
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グランドハイアット東京は、迷宮の中にある。六本木ヒルズができた当初、混雑する人ごみを掻き分けて、慣れない街の地図を頭に入れながら目的地に向かう楽しみがあった。特にこのホテルの中にあるマデュロというバーの分かり難さと言ったら。それだけに辿り着き、無国籍なバーの異空間に遊ぶ楽しみは格別だ。宿泊した部屋はコンパクトながら機能的。ただし、高層ではないということもあり開放的なビューは望めない。ビルの間から東京タワーを眺めるというある意味都会的な眺望ではある。照明がセクシィなプール、そのプールを見下ろすジム、ビルの谷間の竹林の中にあるレストラン群、そんな演出を楽しみながら使いこなすことができれば、このホテルは実に楽しい。ただ、ヒルズという街自体に人が少なくなってしまった。やはり人が少ない迷宮巡りは淋しい。
*2012年2月、クラブラウンジが新装なったと聞き、再訪。オープン時の雑な接客が改善されて…いなかった。雑というか、目線が高い。西洋系外国人に対するサービスだけが高水準なのかもしれない。たまにしか訪れない客のあしらいは粗い。残念。お気に入りの星をひとつ落とさざるを得ない。
【快楽主義宣言より】
■「Are you happy?」2012年2月11日
■「迷宮の魅力」 2005年5月18日