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「One Island, One Resort」の代名詞となったパンコール ラウ リゾート。マレーシアの首都クアラ ルンプルから車で3時間。Lumutという港町から専用船で30分。パバロッティが絶賛した水上コテージが浮かぶ隠れ家リゾート。なぜかスカッシュコートも、こぢんまりとしたジムもある。けれど、ここでは何もしないのが正しい。プールサイドで本を読み、ビールを飲み、海に浮かぶコテージを眺める。そんな日々を過ごしていると、街に帰る日にふと涙が零れてしまったりする。
【快楽主義宣言より】■「涙のリゾート」 2005年5月5日
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ウブドの深い森の中、アユン川の谷に面するザ ロイヤル ピタ マハは、渓谷の風景を眺めるホテルだ。朝食を取っているとツバメの群れが谷底から沸き上がり、尾根に向かって散って行く。ヴィラのベッドルームからは深い渓谷と遠くの山々が望める。そんな風景を眺めながらカウチに寝そべって本を読む。のんびりと、ただひたすらにのんびりと。そして隣接するキラーナスパがこのホテルの魅力をさらに引き立てる。大自然の中で施されるトリートメント、バリのアートが溢れる心地よい環境。このホテルにハマったら、社会復帰が危うくなってしまうかもしれない。
【快楽主義宣言より】
■「贅沢な時間」 2007年9月8日
■「ホテルを味わう旅」 2007年9月2日
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東南アジアのリゾートを一巡りして、還って来たのはやはりバリだった。3度目のバリ訪問で選んだのはお気に入りのバンヤンツリーグループが2009年にオープンさせたウンガサン。思えば初めてのバリもバンヤンツリーグループのホテル(カマンダル:当時)で、初めてのプールヴィラ滞在だった。前回のプールヴィラは無償でのアップグレード。今回は自ら選んだクリフエッジ プールヴィラ。とは言っても、このリゾートの全てのヴィラにはプールが付いているのだけれど。
広々としたヴィラは403㎡。高い天井のリビングダイニングはゆったりとしたソファが心地良い。2ヶ所のトイレは東南アジア流ウォシュレット(*凄い勢いで水を噴射するタイプ)付き。バスルームはシャワーブース、2ヶ所のクローゼット、やはり2ヶ所の洗面台を備えた巨大なワンルームタイプ。そして何よりもマイプールにダイレクトインできるベッドルームが快適。足許のカウチでの読書はリゾート気分を満喫できる。プールサイドのジャグージも良い感じ。
リゾート内はカートで移動するのが基本だけれど、アップダウンの多い敷地内をのんびり海を眺めながら歩いて移動するのがおススメ。メインプールのロケーションは素晴らしく、ガゼボで読書をしたり、眺めるだけでも充分満足できる。プールサイドのオールデイズダイニングの「バンブー」は、朝食のスパークリングワインとオードブル系の料理が嬉しい。オムレツなどの卵料理のレベルはさほど高いとは言えないけれど、メニューは豊富で嬉しい。
バンヤンツリーが“ウリ”としているスパは満足できるレベルだけれど、室内の高揚感が不足。ジムも同様で、ワクワク感が足りない。メインダイニングの「ジュマナ」はバリ島内でも有名なフレンチレストランとのことだが、ドレスコードがあるオキドリ系のバブリーな店。美味しいのだけれど、リゾートではもう少しリラックスして食事をしたい。初めてのプールヴィラ体験から20年近く経ち、ゼータクな視点で厳しい評価をしてしまうけれど、概ね満足のリゾートではある。
【IGA“快楽主義”宣言】よりバンヤンツリー ウンガサン滞在記
■「どこに泊まるか、何を読むか」2014年8月9日
■「朝シャンの日々」2014年8月10日