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このホテルが新たな香港での定宿になるかもしれない。眺めは良くない。ジムもスパも(2007年当時)ない。レストランも2カ所だけ。しかし、この部屋で寛ぐためだけに訪れても良いかもしれない。ジュニアスィートタイプのリビングとベッドルームがひと続きの、しかしゆったりと広い部屋。そして何よりもそのふたつの部屋を隔てる円い壁の向こう側には、やはり大きな円いバスタブのある明るいバスルーム。そして2008年。ジムもプールも、そしてスパも新設されたというこのホテルをまた訪れる理由ができた。
【快楽主義宣言より】
■「快適的香港(ホテルまったり編)」 2007年1月8日
■「香港過食旅」2007年1月3日
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お気楽夫婦にとって、香港には2つの憧れのホテルがあった。ザ・ペニンシュラ、そしてザ・リージェント(麗晶酒店)だった。尖沙咀の突端にあり、ヴィクトリアハーバーと香港島の街並を眺めるには最高のロケーション。1995年、初めて香港を訪れた際に、ペニンシュラに良からぬ印象を(勝手に)持ったため、2度目の香港の宿泊先はリージェントと決めていた。そして1997年、待望の宿泊。チェックインをする際に、何となくupgradeということばは聞こえていた。何となくThank you!とも答えておいた。そして、案内された部屋に入った時に、自分のヒアリングが正しかったことを理解した。アップグレード!通されたのは、大きな窓ガラスいっぱいに香港島の景色が広がる、ジュニアスイート!素晴らしい!その瞬間から、滞在中ずっと窓際に陣取り、ハーバーの景色を眺めていた。香港が中国に返還される直前、何かイベントがあるらしく、ハーバーには世界各地から集まったクルーザーで溢れていた。より豪華なハーバーの往来。昼も、夜も、飽きることなく眺めていた。
リージェントのもうひとつの魅力は、やはりヴィクトリアハーバーを見下ろすプールとジャグジー。ジャグジーの水面と海面とが連続して見えるようなデザインで、インフィニティ(無限)のように見える、インフィニティプール・ジャグジーの先駆け。リージェントと言えば、このジャグジーの写真が紹介されるお約束のポイント。さらには、メインダイニングのライ・チーン・ヒン(麗晶軒)の点心もこのホテルの自慢。ちょっとよそ行きの上品な美味しさだった。
…ところで、現在はインターコンチネンタルホテルズの傘下に入り、インターコンチネンタル香港となった。ペニンシュラとも(これまた一方的に)関係修復した現在、このホテルに再度宿泊する日が訪れるかどうかは、残念ながら未定。
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香港にはシャングリ・ラ ホテルが2つある。香港島側、太古廣場(パシフィック プレイス)にあるのがアイランド シャングリ・ラ。九龍側、尖沙咀東(チムサーチョイ・イースト)にあるのがカオルーン シャングリ・ラ。香港に拠点を持つシャングリ・ラ ホテル&リゾーツの旗艦ホテル。いずれもサービスとレストランに定評がある。
お気楽夫婦が宿泊したのは1998年夏。3度目の香港。仲間たちと一緒に、香港スカッシュセンターで開催された香港オープンという大会を観戦し、地元のスカッシュ仲間と対抗戦を行った。つまりスカッシュ合宿のようなツアー。香港スカッシュセンターに最も近いホテル、そんな理由で選んだのがアイランド シャングリ・ラだった。普段のお気楽夫婦の行動パターンと違い、ホテルの滞在を楽しむよりもホテルの外での活動を重視した宿泊。従って、このホテルの評価は他のホテルとは違ってしまうかもしれない。滞在型ホテルとしてお気に入り度を評価するのは、日本初進出となるシャングリ・ラ東京のホライズンクラブになるのかもしれない。