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椿山荘と付いているからお気付きのこととは思う。あの、結婚式場で有名な椿山荘がフォーシーズンズと提携して開業したホテルだ。その昔「お庭へどうぞ、花嫁さん」というキャッチを使っていた椿山荘。もちろん広大な日本庭園が今でも自慢。客室から眺める庭も、アフタヌーンティで有名なル・ジャルダンから望む庭ももちろん素晴らしい。そんな和洋折衷はスパ施設にも。近代的設備のスパ施設の中に伊東温泉から運ぶお湯を使った檜風呂があったり、屋内スイミングプールの外にひっそりと屋外ジャグジーがあったり。不思議な感覚のシティ&リゾートホテルだ。
*2012年12月末にフォーシーズンズとの契約を終了し、現在は「ホテル椿山荘東京」となった。
【快楽主義宣言より】
■「満腹アフタヌーンティ!」 2007年7月8日
■「解決困難!2007年問題」 2005年12月4日
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最近、仕事で最も利用することの多い、馴染みのホテルだ。但し、待ち合わせをしたり、打合せをしたり、食事をしたり。宿泊したのは数年前に1度だけ。チェックインの際に、予約していたスタンダードタイプの部屋以外に空いていた他の部屋も参考にと見せてもらい、思わず見学だけのつもりだったビューバス付きのコーナークィーンに変更。ジムも、ジャグジー付きの明るいプールも、そこそこ満足の宿泊だった。けれど、このホテルの魅力は他にある。
タワーズバー「ベロビスト」そして、タワーズレストラン「クーカーニョ」からの眺望だ。高層ビルが少なかった渋谷の街に初めてできた超高層ホテル。その40階から眺める東京の街の美しさ。特に、新宿のスカイ・スクレーパーを望む景色は、絶句もの。NYCのロウワーマンハッタンにも勝るとも劣らない眺め。明治神宮と代々木公園の深い森越しに高層ビル群が建ち並ぶ姿は、やはりNYCのセントラルパーク越しに眺める高層ビル群とも似て、実に美しい。日の暮れる前、窓際の席に座り、のんびりシャンパンなどを啜りながら陽が沈み行く風景を眺める幸福。そして、天空に煌めくような星に代わり、公園の緑の上、夜景に摩天楼の灯りが瞬く。この風景を眺め、自分たちの部屋にそのまま帰れる幸せがこのホテルの醍醐味なのかもしれない。
■快楽主義宣言へ 「団体戦、準備完了!」ベロビスト 2008年6月21日
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東南アジアのリゾートを一巡りして、還って来たのはやはりバリだった。3度目のバリ訪問で選んだのはお気に入りのバンヤンツリーグループが2009年にオープンさせたウンガサン。思えば初めてのバリもバンヤンツリーグループのホテル(カマンダル:当時)で、初めてのプールヴィラ滞在だった。前回のプールヴィラは無償でのアップグレード。今回は自ら選んだクリフエッジ プールヴィラ。とは言っても、このリゾートの全てのヴィラにはプールが付いているのだけれど。
広々としたヴィラは403㎡。高い天井のリビングダイニングはゆったりとしたソファが心地良い。2ヶ所のトイレは東南アジア流ウォシュレット(*凄い勢いで水を噴射するタイプ)付き。バスルームはシャワーブース、2ヶ所のクローゼット、やはり2ヶ所の洗面台を備えた巨大なワンルームタイプ。そして何よりもマイプールにダイレクトインできるベッドルームが快適。足許のカウチでの読書はリゾート気分を満喫できる。プールサイドのジャグージも良い感じ。
リゾート内はカートで移動するのが基本だけれど、アップダウンの多い敷地内をのんびり海を眺めながら歩いて移動するのがおススメ。メインプールのロケーションは素晴らしく、ガゼボで読書をしたり、眺めるだけでも充分満足できる。プールサイドのオールデイズダイニングの「バンブー」は、朝食のスパークリングワインとオードブル系の料理が嬉しい。オムレツなどの卵料理のレベルはさほど高いとは言えないけれど、メニューは豊富で嬉しい。
バンヤンツリーが“ウリ”としているスパは満足できるレベルだけれど、室内の高揚感が不足。ジムも同様で、ワクワク感が足りない。メインダイニングの「ジュマナ」はバリ島内でも有名なフレンチレストランとのことだが、ドレスコードがあるオキドリ系のバブリーな店。美味しいのだけれど、リゾートではもう少しリラックスして食事をしたい。初めてのプールヴィラ体験から20年近く経ち、ゼータクな視点で厳しい評価をしてしまうけれど、概ね満足のリゾートではある。
【IGA“快楽主義”宣言】よりバンヤンツリー ウンガサン滞在記
■「どこに泊まるか、何を読むか」2014年8月9日
■「朝シャンの日々」2014年8月10日