ウチナー好きさぁ♪「東京うりずん」

Photoパパヤーちゃんぷると聞いてすぐに「あぁ、美味しいよね」と答えた方は沖縄検定初級合格。ミヌダルは何か知ってるかと尋ねられ「東京のウチナー(沖縄)料理屋のメニューには余りないけど、これもまた美味いさぁ♪」と答えた方、同じく中級合格。どちらも素朴ながら美味しい沖縄の料理。パパヤーちゃんぷるは青いパパイヤの炒め物。切干ダイコンのような歯ざわりでダシを吸って旨みが浸みこんだパパヤーが実に旨い。ミヌダルは豚肉にすった黒ゴマをまぶし蒸し上げた料理。「これ食べ物?」という見てくれながら淡白で美味しい一品。2人はお店のメニューにあったら迷わずオーダー。お薦め。

お気楽夫婦はウチナー料理が大好き。健康的で元気になる材料と料理法。すぬい、クーブーいりちー、ラフティ、てびち、そーき、すーちか、じーまみとうふ、ドゥル天などなど。(人によっては何?だろうが)いずれも定番メニューながら店によって微妙に味付けが違うのがまた楽しい。多いときは週に2、3回ウチナー料理を食べてしまうこともある。新宿のナビィとかまど、下高井戸のナンクルナイサ、下北沢のAサインバー、ちゃんぷる~、サザンウィンドゥなどが行きつけ。その他にも銀座、渋谷、自由が丘、高円寺、吉祥寺、三軒茶屋などの2人が訪れるだろうほとんどの街で沖縄料理の店をチェック済み。突然どこで食べたくなっても大丈夫。

Photo_2そんな2人に待望の店が沖縄からやって来た。新丸ビルに開店した古酒と琉球料理 東京うりずんがその店。この店名のキャッチが嬉しい。食中酒として、てーげー(大体)の料理の味を邪魔しない泡盛。その熟成されたくーすー(古酒)が味わえる店。残念ながら初めて訪れたのは休日のランチ。飲んだのはオリオンの生を一杯だけ。しかし、そのランチメニューが嬉しい。パパヤーちゃんぷるは実に多くの食材を丁寧に刻み、絶妙に味が浸みこむ程度に炒めてある実に“良い仕事”。文句なしに旨い。ウチナーすばランチはふーちばじゅうしー(よもぎの炊き込みご飯)付き。ふーちばの香りが食欲をそそる。これまた旨い。「これは良いねぇ。かなり美味しいよ♪」妻も絶賛。

Photo_42人ともすっかりご機嫌の昼下がり。何気なく店頭に置いてあったフリーペーパーを手に取る。ウチナーのゆるゆる感、てーげー感が満載の表紙。中には読み応えのある記事も。本来の古酒は何十年、何百年と掛けて熟成させたものだったが、沖縄地上戦でその歴史は一からの出直しを余儀なくされたとある。沖縄地方で限定されて飲まれてきたこの酒が、日本中にファンを拡げながら、戦後新たな歴史を作ってきたことで“新”古酒と言われるものも出来てくるに違いない。楽しみ。それにこの店は、嬉しいことに朝の4時まで営業。帰りの終電どころかタクシーを気にせず飲めるということか。思わずにんまり。「だからと言って飲み過ぎちゃだめだからね!」あれ?今度は夜に来るって、口に出して言った?

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