Archive for 8 月 3rd, 2013

日本の夏「素麺の夏」

Tomatoラギラ太陽、蝉の声、向日葵の花、冷えたスイカ、金麦のあざといCM…。夏を感じるモノは人によってそれぞれ。私は素麺。夏になると無性に食べたくなる。冬に温かな煮麺も美味しい。ソーミンチャンプルーという手もある。けれど、やっぱり夏が良い。たっぷりのお湯で茹でた繊細で白く細い麺を笊に移す。流しっ放しの冷水で洗うと、ボウルの中でたおやかに踊る。そんな涼しげな美人麺を食すのは、やはり暑い夏だ。

Tuna麺は素直で素朴。何にでも寄り添う。麺つゆで食べるのも良い。そこに細く切ったキュウリや茗荷、トマトを添える。夏らしい青いガラスの器に、潔いくらいに白い素麺。その上に赤と緑と薄紫の夏野菜。目に鮮やか。キュウリと茗荷の歯応えと香りがさっぱりとした素麺にぴったり。トマトの酸味と甘さにもきちんと向かい合う。ぶっかけ素麺も応用が利く食べ方。コーン入りのツナ缶とキュウリと茗荷の組合せも美味しい。

Quriょっと割高のためか、売れ残ってしまっていた☆型と♡型のキューリ。よしよし、私が買ってあげようと連れ帰る。そしてプティトマト、お約束の茗荷、やはりツナコーン缶と合わせて盛付ける。自分が食べるだけのぶっかけ素麺に☆と♡のキューリ。微妙に恥ずかしいが、これらの野菜は全て妻のサラダ弁当用に買ったものを流用しているだけ。会社で弁当箱を開けた妻が「げげっ!」と慌てる姿を想像しながらほくそ笑む。

Tonyu近のブームは豆乳素麺。豆乳に塩昆布茶で味付け、素麺を投入。トッピングはコーン、大葉、茗荷、すりゴマ。これも絶妙な組合せ。豆乳を絡めつつ、薬味の香りを楽しむ。食べ終わった後は豆乳スープをぐびり。ん、んまいっ。ヘルシーで栄養バランスの取れた一品。「私だったら、そこに石ラーをたらりだなぁ」と辛いもの好きの妻。確かにそれも旨そうだ。白いスープに赤い石ラーは見るからに食欲をそそりそうだ。

Vegiルシーなのは夏野菜のぶっかけ素麺。緑のガラスの器に大葉、茗荷、オクラ。つるりと食べられる夏の一品。「で、素麺とひやむぎの違いって何?」という妻の疑問。同じ乾麺。パスタと同様に太さの違いで呼称が違うらしい。1.3mmまでが素麺、1.3〜1.7mmまでがひやむぎ、それ以上はうどんだという。なるほど。ちなみにパスタは1.2mm未満はカペッリーニ、1.6mm前後はスパゲッティーニなどと区分される。

れにしても、どれほどの素麺好きなの!って感じだよね」そうなのだ。夏は素麺。日本の夏、素麺の夏。

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