シャングリ・ラ ホテル東京〈丸の内〉

東京/TOKYO

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香港に本拠地を置くシャングリ・ラホテル&リゾーツ。日本で最初の拠点は東京駅のすぐそば。ホテル業界において2007年問題と言われた外資系高級ホテルチェーンの進出ラッシュ。2005年7月にコンラッド東京、2005年12月にマンダリンオリエンタル東京、2007年3月にザ リッツカールトン東京、2007年9月にザ ペニンシュラ東京など。その中で2010年3月開業のシャングリ・ラは遅めの登場。香港のアイランド・シャングリ・ラ、バンコクのシャングリ・ラ ホテルには宿泊経験があるものの、正直に言えばさほど期待はしていなかった。

ところがこのホテル、お気楽夫婦の琴線に触れた。全200室というコンパクトな客室数は、スモール&ラグジュアリーなホテル好きの2人の好みにぴったりだった。ホライズンクラブラウンジのソファでチェックイン。ゴージャスだけれど華美ではなくコンパクトな空間。落着いていて丁寧だけれど慇懃ではない接客に魅せられた。そして希望するチェックアウトの時間の関係でアップグレードを薦められ、2面に大きな窓のあるプレミアムルームに満足。ヴューバスに納得。窓際のカウチに座り、雨模様の東京を眺める。晴れていれば東京湾からスカイツリーまでが一望できるコーナーの部屋からの眺めは、残念ながら雨雲と霧だけ。けれど見方を変えれば雲上からの神の視線。悪くない。

スポーツクラブもコンパクト。改装中の東京駅を見下ろすプールも、そのプールを眺めながら走ることのできるジムも、汗を流すシャワールームとジャグージも。これも悪くない。そして何より(人によって評価は分かれるだろうが)ホライズンクラブのスタッフが悪くない。適度な距離感を保ちながら、さり気なく耳にした会話にさらっと入って来る間合いはたいしたモノだ。妻が選んだ朝食メニュー「エッグ・ベネディクト」を、「ホテルらしいメニューでゼータクな気分になりますよね♬私も大好きです♡」と評したスタッフ。この立ち入り方も評価が分かれるところだろうけれど、妻が愛するエッグ・ベネディクトに免じてOKとする。ちなみに、朝食はビュフェ形式に加え、アラカルトでメインのメニューを追加オーダーができる。私が選んだのは中華粥。余りに上品すぎるけれど、合格ライン。今回の滞在ではカクテルタイムをじっくり楽しむことができなかった。再訪の際にホライズンクラブを堪能できれば、お気に入り度もアップする予感。

【快楽主義宣言へ】

・シャングリ・ラ ホテル東京滞在記 2011年6月8日「桃源郷はセカンドハウス

ホテルメトロポリタン丸の内

東京/TOKYO

  • ★★ :鉄道ファン垂涎のVIEW
  • 住所:東京都千代田区丸の内1-7-12
  • TEL:03-3211-2233
  • URL:http://www.hm-marunouchi.jp/
  • 宿泊:2012年8月

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期待していなかったからこそ、感激の度合いは大きかった。翌朝、成田空港から長旅に出る予定だった。少しでも身体に負担をかけまいとNEX始発駅である東京駅の真上に宿を取った。だけだった。なのに、中央線から新幹線まで、東京駅に集まる全てのホームが見下ろせるばかりか、汐留のビル群やお台場の海までが臨める素晴らしい眺めを楽しむことができた。

ホテルメトロポリタンはJR東日本系列のホテル。だから残念ながらちょっと垢抜けず、サイトの作りからも期待が持てなかったのだ。それがこのVIEW。JRグループのVIEWカードブランドが輝こうというものだ。完成間近の東京駅も眼下に、お風呂に入ることもできる。コンパクトながら絶妙なレイアウトで20㎡の狭さを感じさせない客室も秀逸だ。シングルルームのカテゴリーでありながら、ベッドの幅は160cm。ウチのダブルベッドの幅(140cm)より広い。*ダブルルームのカテゴリーにした方が良いのではと思うが。もちろんNEXや新幹線、高速バスなどのアクセスも抜群。丸の内の新しくできたビルへも濡れずに行ける。食事や買物の利便性も良い。きっとまた利用しそうな使い勝手の良い、実にリーズナブルなホテルだ。

ル メリディアン ニース

NICE/ニース

  •  :凍えるパリからニースへ…妻、復活
  • 住所:1, Promenade des Anglais · 06046 Nice · France
  • TEL:497-03-4444
  • URL:http://www.lemeridiennice.com/
  • 宿泊:2000年12月

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2000年12月、20世紀が終わろうとしていた冬。お気楽夫婦は極寒のパリにいた。妻にとっては初めてのパリ。寒さに耐えながらも美味しい食事を食べ、街を歩き回り、美術館を訪ねた。そして、ニースに向う予定の朝、ダウン。フライトを変更し、夕方にニースに到着。早々にホテルにチェックイン。夜の食事は諦め部屋で休息。それでも暖かなニースの気候が妻を復活させた。翌日の朝には温かいカフェオレを、ランチにはスープ ド ポワソン(魚のスープ)を飲むまでに快復した。そして、元気になった妻と私は観光客たちと一緒に海辺のベンチに座って海を、夕陽を眺めた。

ル メリディアン ニースの窓からは、コートダジュールの海と、プロムナード デ ザングレー(イギリス人の散歩道)と呼ばれる海岸沿いの道、そしてアルプスの白い頂きが眺められた。ホテルの1階にはカジノがあり、屋上にはプールがあるリゾートホテル。当時は何の変哲もないホテルの印象だった。けれど、そのホテルとニースの街を思い出す度に、妻が目に見えて元気になってくる様子が目に浮かび、温かな気持が蘇る。ホームページで調べてみるとリノベーションされ、すっかり客室の雰囲気はモダンでオシャレになり、当時とすっかり変わっている。良い感じ。次回はもっと暖かい季節に、また訪れてみたいホテルだ。

【快楽主義宣言より】

■「夕陽を眺める人々」2005年6月15日

■「スープ・ド・ポワソンで復活!」2005年5月23日

:あくまで個人の嗜好・お気に入りの度合いです