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ハイアットグループのブランドは、いくつかに分かれる。日本で展開しているのは、300室以下のスモール&ラグジュアリーのトップブランド「パークハイアット」、そして300室以上の大型ホテルで伝統的なグランドホテルを現代的にアレンジした「グランドハイアット」、開業以来の基本ブランド「ハイアットリージェンシー」と続く。ハイアットリージェンシーに「リゾート&スパ」という呼称が付く箱根の場合は、全室クラブルーム扱いの上位ブランドに位置づけられる。そのハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパは、森トラストが建築したものの開業にまで至らなかった「グランフォーレ強羅」を一部改修して開業したホテル。
そんな経緯はともかく、この宿は読書スペースが充実していることで、お気楽夫婦の評価が高い。客室のサンテラスにある椅子も、ベッドに続く大きなソファも、そして何より大きな吹抜けと暖炉が印象的なリビングルームと呼ばれているロビーのソファが読書にぴったり。さらに、夕方には無料のシャンパンサービスがあり、グラスを片手に読書するという至福の時間が訪れる。ちなみに、夕食として選んだ寿司は絶品ながら、調子に乗って食すと冷や汗が出るお値段。とは言え、客室も、ONSENと呼ぶ大浴場も、スパも、心地良い空間。また是非再訪したいホテルだ。
【快楽主義宣言】より ※ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ滞在記
■「読書のための宿」2007年4月7日
■「箱根ダイニング」2007年4月8日
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二期倶楽部は、コンラン卿デザインによる東館の新設で話題になる前は、知る人ぞ知るホテルだった。ある雑誌で紹介された記事と写真に魅せられた。その写真が表す静謐な空間に憧れた。その場所に似合う「大人」として訪れることができるだろうか。友人夫妻と一緒に訪れたそのホテルは、期待通りの空間と味、サービスを提供してくれた。その後、お気楽夫婦はそのホテルが経営する都内の何軒かのレストランに足繁く通った。すっかり気に入った友人夫妻は両親を連れて再訪した。そんな行動を起こさせる魅力あるホテルだ。
【快楽主義宣言より】
■「美味への階段」 2005年5月22日
■「憧れの風景」 2005年5月21日
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リタイアした後に、マレーシアに長期滞在または移住する日本人が多いという。この街を訪れるとその理由のいくつかが分かる気がする。マレーシアの首都クアラルンプール。略してKLとも呼ばれる。都心には緑が多く、広大なKLCC Park(クアラルンプール シティセンター パーク)は市民の憩いの場だ。その公園に隣接して建つのがマンダリン オリエンタル KLだ。20世紀で最も高い建物だったペトロナス・ツインタワー(452m、88階建て)を望み、スリアKLCCというショッピング複合センターと一体となって開発された絶好のロケーション。このホテルの宿泊料金は実にリーズナブル。サービスも丁寧で、食事も美味しい。この街の、あるいはこの国の特性をぎゅっと集約しているようなホテルだ。
ところで、お気楽夫婦が何度もこのホテルに宿泊するのは別の理由がある。快適なスポーツクラブとスカッシュコートの存在だ。開放的で眺めの良い屋外プール、最新設備が揃いゆったりとしたスペースのジム、そして何よりコンディションの良いスカッシュコート。リゾートに宿泊する前の逸る気持を抑えながらの、あるいはリゾート滞在後のリハビリを兼ねた宿泊。都市型ホテルの機能を備えつつ、リゾートの香りも少し漂うホテル。お気楽夫婦のヴァカンスに利用するには最適のホテルだ。
【快楽主義宣言より】■「待望の宿」プロローグ 2006年2月5日