シモキタの芝居の後は…「Aサインバー」下北沢

picg下北沢で芝居を観終った後、この店に行くのが楽しみだ。芝居を観に行く楽しみが倍増する。店長がチャーミングな女性だということは関係…ある。お酒に詳しく、お願いすれば嬉しそうに説明してくれるスタッフが女性だとういうこと…もある。そして何より、いつ訪れても居心地が良く、美味しく酒が飲めるのだ。カウンターと、細長い店の奥に小さなボックスの席があるだけのこぢんまりとしたスペース。大きなガラス扉の入口近くに店のサイズには不釣合いな程の大きなジュークボックスがある。ちょっとほろ苦く甘酸っぱい気持になる70年代の音楽が流れていたりする。そして、お酒は泡盛と焼酎。そう、この店は焼酎&泡盛バーのはしり。(西麻布に最近できた同じ名前の店は、こことは何の関係もないとのこと)

20時開店のこの店は、芝居がはねた後に行くには良い混み具合。春先には冷凍モノではないプチピチの海ぶどうが食べられる、料理もなかなか侮れない店。島らっきょう、カリカリポーク、すぬい、かたやっこ、ゴーヤチャンプル、そーみんチャンプルなど、…お約束のメニューも揃っている。でも、やはり泡盛と焼酎の品揃えと、スタッフの女性たちの酒の知識に裏付けされた“お薦め”が売り。中途半端なウンチクを傾けるのではなく、素直に彼女たちが薦めてくれる酒を楽しみたい。

流行でできた焼酎や泡盛の店ではなく、古くから代沢三叉路の近くにあるAサインバーの2号店。1号店は、1階の「丸安そば」を目印に、2階に「ちゃんぷる~」、3階に「Aサインバー」という沖縄ンビル。ここに行くのも良いが、本多劇場系の小屋からの距離は、だんぜん2号店の方に地の利がある。芝居の余韻を味わいつつ、冷えたグラスにオリオンビールを注ぎ、ぐっと飲み干した後は、お薦めの泡盛をなめながら、沖縄の“旨いもの”を味わう。…お気楽夫婦にとって、これが下北の芝居を楽しむための大事な法則だ。

※2010年現在、女性店長は辞められ、可愛い男の子に代わり、開店時間も19時からと早くなった。

【食いしん坊夫婦の御用達】☆☆☆Aサインバー

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