帰国祝いパーティの夜「萬来軒とBAR808」

PhotoPhoto_2NYCに住んでいた友人夫妻が帰ってきた。駐在生活5年余り。その間、2人が一時帰国したり、日本から何人かがNYCを訪ねたりしたけれど、いつもの仲間が全員集まるのは久しぶり。ある週末の夕方、お気楽夫婦の住む街の駅の改札で待ち合わせ。ご近所に住む友人(夫)と一緒に2人を待つ。余りに久しぶり過ぎて、楽しみでもあり、照れてしまうような、ちょっとくすぐったい気持を抱えながら。ホームからの階段を降りる2人の姿が見える。お互いに満面の笑顔が零れる。「久しぶり〜っ♪」「ほんとだねぇ♪」そう言いながら改札を出る2人をハグで迎える。気が付くと改札の周囲の視線が集まっている。「気にしない!だってアメリカ人だもんっ」帰国間もない友人(妻)が開き直る。うん、気にすることはない。NYCを訪ねたお気楽夫婦をJFKで待っていてくれた友人夫妻。その時のハグのお返し。ほんとに帰ってきたんだねぇ。

Photo_3Photo_4国祝いパーティ1軒めは、ご近所の友人宅でティータイム。数年間、直接伝えられなかったお互いの近況を語り合う。数年の時間が一瞬の内に縮まる。取り留めもない話に笑いが起る。突っ込み、突っ込まれる組合せは、彼らがNYCに行く前と一緒。ボケ具合も、突っ込みのスピードも衰えていない。スカッシュ仲間専用の伝言板をサイトを友人が作ってくれた。そこに書き込まれたお互いの小さなエピソード。私の拙いブログの記事。毎年NYCから送られて来たメトロポリタン美術館の卓上カレンダー。お気楽夫婦宅でパーティをやった時に、国際電話で参加してもらったこともあった。NYCを訪れた際には美味しいお米や梅干しを買って行った。・・・そんな、実にいろいろな事柄で仲間は繋がっていた。日本とNYC、10万㎞の距離を軽々と飛び越えて。・・・ほんとに帰って来たんだねぇ。

Photo_6Photo_7んっとに楽しみにしてたんだぁ♪」NYCの友人を迎えるには、この店。私が30年近く通い詰める萬来軒。皆で毎年秋には上海がにを食べるために集まる店でもある。「IGAさんのブログを読みながら、あぁ萬来軒で皆と一緒に食べたいって思っていたんだ」3組の夫婦に加えて、1組のカップルと唯一独り者の友人(♂)が合流。「あぁっ!おばちゃん久しぶりです」お土産を渡す友人夫妻。「お帰りなさい、長かったねぇ」「おじちゃんの料理食べたかったんだ」いつものメンバーと、いつものメニュー。いつものおじちゃんの味。サイマキ海老の紹興酒漬、海鮮春巻、四川水餃子・・・そして蒸し上海がに、麻婆豆腐。「やっぱり美味しいねっ♪NYCにはなかったんだ、この味。いつでも食べに来られると思うと、とっても嬉しい♪」NYCになかったのは、きっと皆でわいわいと食べる、この味だ。

Photo_8Photo_9の店「BAR808」では美味しいワインが待っていた。お気楽夫婦の羊の国土産、そしてNYC土産(人気のトレーダー・ジョー)の、いずれも絶品のシャルドネとソーヴィニョン・ブラン。おつまみは、チーズとイチジクジャム、博多通りもん、モンサンクレールのマドレーヌなどヴァラエティ豊かで節操もなく。9人の仲間のそれぞれの個性のように。語って、笑って、飲んで、また笑って。そして楽しく、嬉しい時間は瞬く間に過ぎて行く。そろそろお開きの時間だ。本来は終夜営業の予定だったBAR808。けれどNYC帰りの友人夫妻には可愛い愛犬が待っている。でも大丈夫。10時間以上も掛けずに、また皆で集まれる。また皆で美味しい酒が飲める。欠けたピースが元のように収まった。

日、ご近所の友人夫妻と一緒の夕食。「それにしても、Mちゃん(NYCから帰って来た友人(妻))、なんだか強くなったねぇ。なんか、しっかりと軸ができた感じ」と妻。NYC駐在5年余り、NYCで揉まれてたくましくなったのか。「え?そう?」何のことという感じのご近所の友人(妻)。「うん、僕もそう思った」同意するご近所の友人(夫)。「えぇ〜っ!私だけ?!何それぇ?」と友人(妻)。・・・相変わらずの関係ではある。友が(ニューヨーカーのままで)帰って来て、ますます楽しみが増えたお気楽夫婦である。

■「お気楽夫婦の御用達」へリンク 「萬来軒」

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SINCE 1.May 2005