Archive for 10 月 7th, 2006

中華でお祝い「14回目のハピィ・バァスデー」

P1_7新宿のデパートがたいへんなことになっている。都営13号線の開通を睨んで、トップの伊勢丹や、追い上げる高島屋などが一斉に改装に入っている。買物する店を(混んでいる)伊勢丹から(空いている)高島屋に乗り換えたお気楽夫婦は、デパ地下を全面改装するという高島屋に期待している。食料品だけは伊勢丹に敵わなかったからなぁ…。楽しみ。

ところが、その余波が思わぬところにやってきた。爽やかな気候、食欲の秋、どうしても美味しい寿司を食べたくなった食いしん坊夫婦。妻の誕生日も近いこともあって「うぁ~いっ!じゃあ、誕生日は「鮨源」だぁ!」という約束になっていた。前日にいざ予約!ところが電話が通じない。あれ?家に帰ってHPを確認すると、改装のためレストランフロア全面改装!困った。気分はすっかり鮨源だったのに。では気持を切り替えて、何を食べようか。秋と言えば…“上海蟹”♪これだぁ!中華の名店、中国飯店系列「富麗花」で、絶品の上海蟹を食べた記憶が蘇る。さっそく六本木の中国飯店に電話。予約もOK。

P1_6会社帰りに六本木の街をのんびり歩き、店に向かう。遅れ気味の妻からはタクシーで向かったとのメール。ほぼ同時に店に到着。あぁ♪上海蟹、これを食べなくては、秋がやってこぉない♪思わず上海郊外の街、周荘に古来から伝わる“上海蟹の唄”を口ずさむ。(そんな唄はない)オーダーしたのは、清抄蟹粉(蟹味噌炒め花巻添、蟹小籠(蟹味噌入り小籠包)。やはり“蒸し蟹”も美味しいけど、蟹味噌のねっとり濃厚な味を楽しみたい。「くぅ~っ!美味しいねぇ♪」小籠包好きの妻の笑みが零れる。蓮華ですくった小籠包に千切生姜を載せて、小さく齧り、スープをちゅっと吸う。香り豊かな蟹味噌の味がたまらん!そして、熱々を一気に頬張る。旨いっ!

P1_5続いて、蟹味噌炒め。「幸せになる味だねぇ…」細い蟹足を自分で剥いて食べるのも良いけど、手を汚さず、たっぷりの身と味噌が満喫できる。濃厚な味噌が舌に、喉に、鼻腔に絡み付く。中国飯店自慢の紹興酒とも合う合う。美味しいマリアージュを堪能する、二人で一緒に迎える14回目の妻の誕生日。形に残るものを贈るのではなく、こうして記憶に残るお祝いをしてきた。「夜景でも観に行こうか?」「良いねぇ」そうして、渋谷のお気に入りバー「ベロビスト」に向かう浪費家夫婦。窓際の席でのんびり新宿のスカイ・スクレパーを眺める。泡の出る透明なお酒で、改めてお祝いの乾杯。「しっかし、これで私にブランド志向の物欲があったら、たいへんだよねぇ」…全くである。

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