大會堂酒樓(シティホール)

中環(セントラル)

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巨大な店チャーシューパイBBQ小籠包腸粉

初めてその店を訪れた1995年のクリスマス、香港人の食に対するエネルギーに圧倒された。巨大な体育館のような飲茶レストラン。ウェイティングリストに名前を書いてもらい、順番待ちの番号を渡され、しかし広東語でしか呼ばれず、はらはらしながら自分たちの番号を何度も確かめた。そしてようやく店の中に入った瞬間にタジロイだ。大きな円卓を囲む人、人、人。大声で話をしながら、がしがしと食べ、お茶を飲む。(不思議とビールを飲んでいる人は少なかった)ワゴンを押すオバちゃんたちには無論英語は全く通じない。蒸篭の蓋を開けてもらい、美味しそうだ!と思ったら頷く。すると伝票に赤い判を押し、テーブルの上に料理をどかっと乗せてくれる。それが実に旨いのだ。見事に安いのだ。友人たちと訪れた際には必ず連れて行った。大勢であればある程楽しい店だった。この店で初めて食べて好きになった腸粉(チョンファン)はどこに行っても頼むメニューになった。現在は香港最大の外食チェーン美心(マキシム)グループに入って、値段が高くなり、料理の味が落ちたという評判だけれど、お気楽夫婦は未だに大好きな店である。

【快楽主義宣言へ】

■過食的香港(食い倒れ編)2007年1月7日

:あくまで個人の嗜好・お気に入りの度合いです