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どんな意味なのか。もくち…HPを見ても載っていない。広辞苑にも載っていない。「杢調」と書いて「もくち」と読ませることばがあるらしいが、詳細不明。妙に気になる。経営者の名前も鬼塚さんということで関係なさそうだし。う〜む。
…ところで、ランチだ。名物メニュー「鶏のから揚げ黒酢ソース」が絶品だ。ちょっと黒酢の味と香りが強めだけれど、これがご飯に良く合う。実に旨い。癖になる味。思い出しながらコメントを書いていると味と香りを思い出す。既に癖になっていることを自覚する。「海鮮あられ丼」も旨い。漬けにした海鮮と生姜、海苔、胡麻がご飯の上で絶妙に絡み合う。んまい。
で、もくちって…。
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この店の前を通る度にパリの裏道に迷い込んだ気分になる。この一画だけが、というよりも、この店だけがパリの裏通りの雰囲気。なにしろ、斜向いにあるのは実物大と思われる「真実の口」が店頭に飾ってあるイタリア専門の旅行代理店「Tutta Italia」だし、その隣の地下はちゃんこ屋だ。
そしてこの店のメニューもパリ。魚と肉が選べるランチメニュー。ドリンクとサラダが付いて1,200円。C/Pは悪くない。ある日の肉料理は鶏のコンフィ、シュークレット(キャベツの酢漬け)添え。鶏はカリカリ&ジューシーに焼かれ、シュークレットはきっちり酸っぱく美味しい。パンも旨い。おまけに日本人にはそっけないパリ流?の接客ももれなく付いて来る。
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渋谷から六本木通りを高樹町方向に向かい、渋谷2丁目交差点で立ち止まる。「渋谷区渋谷四丁目五番五号」と書かれたどでかい看板が目に入る。なんだ?と少し悩んだ後、その向かいの小さなビルの2階を見上げる。鉄格子のある窓に「Jail House」とある。監獄?何の店?『Jail House Rock』というエルビスの曲があった。名古屋には同じ名前の興行元がある。
謎のまま外階段を上る。大きな鉄製のドアに看板もない。秘密クラブのよう。中に入ると「いらっしゃいませ」の声。一般人も入れるようだ。あ、トンカツお願いします。…昼はランチメニューもあるダイニングバーが、その正体。真っ白に塗られた壁、天井。何台かのモニターが音楽のライブを映している。作り付けのテーブルの下には敷石と砂。なのに、味噌汁付きのランチ。う〜む。窓から六本木通りと不思議看板を眺めながら、真っ白な内装のライブハウス風の店内で、定食屋風のフツーのランチを食べる不思議。それでも、この店でのランチは、なぜかお気に入りの空間と時間だった。
■快楽主義宣言より 「GOOD BYE ! 青山 独りメシ、おススメの店」 2009年10月31日