□自由が丘ランチ
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★★ :おやぢが居心地の良い店
- 住所:東京都目黒区自由が丘1-25-2 栗山ビル1F
- TEL:03-3717-9697
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自由が丘マダムに席巻されるお昼時。マダムたちのおしゃべりでざわつく“大箱”の店には、なかなかオヤヂ独りでは入り難い。そんな時に、この店が真っ先に浮かぶ。熊野神社の手前、小さな店が軒を連ねる一画。暖簾が下がる小さな木戸を引き、中を覗くと店のほぼ全部が見渡せる。カウンタと奥に小さな座敷。ランチメニューは数種類。日替りのメニューは小鉢料理が並び、飲んべ心をくすぐる。昼ビーをぐっと堪え、ゆっくりと味わう。
隣のカウンタには自由が丘マダムが2人。私が我慢したランチビールを美味しそうに飲んでいる。ふっ、仕方ない。「私もビール」そんな店。
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自由が丘という街は、実は目黒区と世田谷区にまたがっている。正確には目黒区自由が丘及び緑が丘と世田谷区奥沢という住所表記ながら、自由が丘駅を中心としたエリアを大まかに「自由が丘」と呼んでいる人が多いはず。この店も住所は奥沢。とは言え、自由が丘駅南口から徒歩6分。人気のトレインチからすぐの場所だから堂々と自由が丘を名乗っている。店構えは間口が狭く奥行きが広い京の町家風。ランチメニューは日替りも含め数種類。きっちり美味しい居酒屋ランチ。自由が丘マダムはこの店にも押し寄せるが、オヤヂが独りでランチを食べるにもぴったりの店だ。それに、落ち着いた店の雰囲気はランチも良いけれど、夜に飲みに来たくなる。そう思わせる店のランチ戦略は正しい。
【快楽主義宣言より】
■「自由が丘ランチ、青山ごはん」 2009年5月31日
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洋食屋の定番メニューとしてオムライスが人気になったのはいつ頃からなのだろう。それも、焼いた卵の表面が芸術的に美しい従来型のオムライスではなく、チキンライスの上でオムレツを破き、半熟状態の卵とチキンライスを楽しむタイプが。個人的には焼いた卵の肌理細かさに洋食の美を感じる従来型のオムライスが好み。そんな方もご安心を。この店では、その両方の味が楽しめる。お店自慢のデミグラスソースは、私にはやや濃厚。きっとビールを一緒に頼むことができたら、ぴったりの味。残念ながら仕事中のランチではそれも叶わない。しかし、この店にはお独りで遅い午後のランチを黄金色に輝くビールと共に楽しんでいる妙齢のご婦人も多い。そんな姿を見ると、つくづく羨ましく、ソース同様の濃厚な視線を投げかけるアル中予備軍の私だった。
【快楽主義宣言より】
■「新メニュー紹介 自由が丘ランチ」 2009年7月4日