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自由が丘という街は、実は目黒区と世田谷区にまたがっている。正確には目黒区自由が丘及び緑が丘と世田谷区奥沢という住所表記ながら、自由が丘駅を中心としたエリアを大まかに「自由が丘」と呼んでいる人が多いはず。この店も住所は奥沢。とは言え、自由が丘駅南口から徒歩6分。人気のトレインチからすぐの場所だから堂々と自由が丘を名乗っている。店構えは間口が狭く奥行きが広い京の町家風。ランチメニューは日替りも含め数種類。きっちり美味しい居酒屋ランチ。自由が丘マダムはこの店にも押し寄せるが、オヤヂが独りでランチを食べるにもぴったりの店だ。それに、落ち着いた店の雰囲気はランチも良いけれど、夜に飲みに来たくなる。そう思わせる店のランチ戦略は正しい。
【快楽主義宣言より】
■「自由が丘ランチ、青山ごはん」 2009年5月31日
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青山、表参道で美味しい炊き立てごはんが食べたくなったら、迷わずこの店に向かうべきだ。例えば夜のメニュー、ぴり辛 ちぎりこんにゃく、さつま揚げ、きゃべつの浅漬けなどの定番メニューは皆きちんとおつまみとして旨い。しかし、「おつまみ」としての例えばサバ塩焼を、ごはんの「おかず」として食べてみたい。この生姜焼きには酒も良いけどやっぱりご飯!そう思わせる店だ。
一般的な飲食店のランチは、夜の来店を促すためのメニューや価格設定をすることが多い。ところがこの店は、夜のメニューも充分美味しいのだけれど、いや美味しいからこそ、ランチを試してみたくなる。注意すべきは店に向かうべき時間だ。開店の11:30を目指すべし。12時を廻ると店に降りる階段でしばらく待つことを覚悟しなければいけない。けれど、待つ甲斐は充分にある。オーダーしたおかずで美味しい炊きたてご飯を食べる喜びはもちろんのこと、テーブルに置いてある切り干しダイコンや漬け物が、取り放題。嬉しいサービス。
【快楽主義宣言より】
■「自由が丘ランチ、青山ごはん」 2009年5月31日
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フランス人はくしゃみをすると、「A TES SOUHAITS !(願いが叶いますように)」と言う。英語で「GOD BLESS YOU !」と言うのと同様の習慣。この店でのランチは(くしゃみをしなくても)願いが叶いそうだ。美味しいランチをゆったりと取りたいという願いなら。但し「お安く」という願いは追加できない。C/Pが悪いという訳ではないけれど、毎日のように通う訳にはいかない。けれど、何か良いことがあったら出かけたい店。オーソドックスなフレンチをきちんといただける。…そして思わずワインをオーダーしたくなる。
*残念ながら閉店。現在は「MONOLITH(モノリス)」というフレンチレストランに。