この店の料理には中毒性がある。年に数度は、必ず無性に食べたくなることがある。2013年現在、30年近く通っているが、味も、素っ気なく無愛想なサービスも、活気のある店内の様子も、全く変わらない。実に偉い。食べるべき料理は、まずは腸詰め。これを食べずに帰る客は100%いないと断言できる。それだけ旨い。他にも、シジミ、ダイコン餅、ニンニクの芽炒めなど、定番中の定番があり、それらは全て日本に迎合しない台湾の味。渋谷で味わえる台湾への小さな旅。腸詰めの写真を眺めていると、また行きたくなってしまう。
■IGA“快楽主義”宣言より
・「次の世代へ」 2011年5月30日
・「その如月の望月のころ」2009年4月12日